札幌人図鑑
2023年12月04日
第1934回 エゾシカ伝道師 高橋未佳さん
食害などにより間引きされた鹿の数は、今年は14万頭に上る。そのうち人の口に入るのはほんの2割。あとはほとんど捨てられてしまう。鹿はちゃんと料理すれば、鮭と一緒で捨てる所がない。敬意を払って撃つのか、邪魔者として駆除するのかでは全然意味が違ってくると力を込めます。今日のゲストはエゾシカ伝道師の高橋未佳さんです。社会人入学で栄養士の資格をとった。その時の授業で、道東における鹿の食害について学びショックを受けた。卒業後は酵母パンの教室を開いていたが、毎回様々な鹿料理を添えると、そちらを楽しみに来る人が増えた。鹿肉は栄養価の高い優秀な食材。和洋中、どんなお料理にも使えるから是非ご家庭でも手作りして子ども達に食べて欲しいと語ります。
エゾシカ伝道師 高橋未佳さん 公式サイト
エゾシカ伝道師 高橋未佳さん 公式サイト

2023年11月27日
第1933回 コミュニティソーシャルワーカー / 障がい者活動家 鹿野まき子さん
北海道社会福祉協議会に入局後、フォーマルな福祉に従事する一方で、医者からの相談により障がい児(小児がん)のスポーツ支援ボランティアを開始。現在はインフォーマルな障がい当事者目線の市民活動の実行委員会を立ち上げ、障がい者の余暇、スポーツ、ファッション、防災活動等を行っていると語ります。今日のゲストはコミュニティソーシャルワーカー・障がい者活動家の鹿野まき子さんです。低出生体重児として生まれ脳性麻痺の四肢麻痺となり、両親の勤務する児童福祉施設で12歳まで育った。その間普通校に通いながら、スキーや水泳を障がい児と共に楽しんだ。学生時代は特に意識することの無かった自分の障害を意識するようになったのは社会人になってから。みんなのようにマルチタスクが出来ない。自分で思っていたより障がい者だったと振り返ります。
Uスタイル北海道プロジェクト
Uスタイル北海道プロジェクト

2023年11月20日
第1932回 ビー玉と木のおもちゃ アトリエマーブル / おもちゃ作家 金子周平さん
手稲区の一軒家をまるごとアトリエに改装。一歩足を踏み入れると、そこは美しくユニークなマーブルマシンがいっぱい。奥の壁一面には「ハザイジン」と「ドングリジン」の壮大な街が広がり、大人も子どもも夢中になる。ビー玉が誘うファンタジーな世界に触れて、楽しんで欲しいと語ります。今日のゲストはビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」おもちゃ作家の金子周平さんです。保育士になりたての頃、5歳の男の子に「おもちゃを作って」と空き箱を渡された。木の迷路を作ってあげると大喜び。しかし人気ですぐに壊れてしまう。この事をきっかけに仕事をしながらおもちゃ作りを始め、26歳の時「ビー玉のおもちゃ作家になろう」と決めた。そこで木を扱う基本の技術を学ぶため、旭川の技術専門へ通ったと振り返ります。
ビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」
ビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」

2023年11月13日
第1931回 さっぽろレインボープライド 副実行委員長 満島てる子さん
女装サロンバー「7丁目のパウダールーム」で店長をしている。コラムニスト、テレビコメンテーターほか、ドラァグクイーンとして「てるまゑ・ノエビア」という名で活躍。今年9月、大通公園で開催された「LGBTQパレード」には2万人が参加。全国から仲間も集まり本当に嬉しかったと語ります。今日のゲストはさっぽろレインボープライド副実行委員長の満島てる子さんです。三重県出身。幼少期から「好きになるのは男の子」だと気付いていたが、自分自身も認められずにいた。高校卒業後は地元から遠いという理由で北海道大学へ。そこで初めて失恋を経験、大学へ行けない日々を過ごした。このままではいけないと、友人に連れられ女装サロンバーへ行った事がきっかけで現在に至る。母へは電話でカミングアウト。驚いて飛んできた母を札幌駅に迎えに行くと、メイクした顔を見て「あら可愛い❣」と言ってくれたと振り返ります。
さっぽろレインボープライド
7丁目のパウダールーム
さっぽろレインボープライド
7丁目のパウダールーム

2023年11月06日
第1930回 いどうほんやKOKO 店主 平塚真実さん
白い大きなバンに本を入れたリンゴ箱を並べ、商業施設やイベント会場で「移動式の絵本屋さん」をしている。選書も自分で、毎回100冊ほど。絵本を通じてお客さんとお話しする時間もとても楽しいと語ります。今日のゲストはいどうほんやKOKO店主の平塚真実さんです。前職で公務員をしていた頃、「どんなまちに住みたいか」というテーマのミーティングがあり、「本のあるまちがいい」と答えた。その時、小さい頃から本が好きで本に携わる仕事がしたかったのを思い出した。ちょうどコロナ禍で、まちにキッチンカーが増えてきたのを見て、本屋も移動できるといいのにと考えるように。家族に話すと大賛成。公務員を辞めてアイディアを形にした。2人の子ども達も「うちのお母さんは本屋さんだ」と喜んで応援してくれる。夢を叶える姿を子供たちに見せられた事も良かったと振り返ります。
いどうほんやKOKO
いどうほんやKOKO

2023年10月30日
第1929回 福住整形外科クリニック院長 亀田和利さん
得意なのは変形性膝関節症で、人工関節の手術は1000例を超える。今は手術が必要になる前の予防的な再生医療やリハビリにも力を入れている。ずっと元気な膝で、100歳まで自分の足で歩けるようにと力を込めます。今日のゲストは福住整形外科クリニック院長の亀田和利さんです。子供の頃、文脈を読み取ること事が極端に苦手で勉強に苦労したが、家業の八百屋をよく手伝ったせいか数学だけは得意だった。その後、相性の良い先生との出会いがあり他の教科もぐんぐん成績が上がり、北大理学部へ進学した。ある時、医学部を目指し浪人中の同級生から「数学だけ教えて」と家庭教師を頼まれた。教えながら、「あれ?…自分も医学部を目指せるのでは?」と気付いたと振り返ります。
福住整形外科クリニック
福住整形外科クリニック

2023年10月23日
第1928回 手結整体 院長 保坂憲作さん
頭痛と顎に特化した整体医院。コロナ禍にマンションの一室で開業したが、完全予約・完全個室のため口コミで評判が広がった。小顔矯正を始めてからは特に、頭への施術が全身にアプローチできると感じている。女性に向いている仕事だと思うので、これからは開業を目指す女性のサポートも積極的にしていきたいと語ります。今日のゲストは手結整体院長の保坂憲作さんです。母方の祖母は足が悪く、蘭越から札幌の鍼灸院へ定期的に通っていた。子供の頃から祖母が来るたび、足の裏を踏んだり肩を揉んだりして喜こばれた。高1の頃、剣道でケガをして整骨院へ。この時、祖母の顔が浮かび高校卒業後は専門学校へ。技術を身に付け就職した。祖母は4年前に他界したけれど、最後の最後までマッサージをしてあげられた事が本当に良かったと振り返ります。
手結整体
手結整体
