札幌人図鑑
2025年02月03日
第1995回 北海道洋酒樽プロジェクト代表 小島颯太さん
北海道はミズナラの木の国内最大生産地。ジャパニーズオークの最高級品として海外から注目を集め、市場では取り合いになるほど。なのに洋酒樽を作っているのは、いま国内では宮崎だけ。土もブドウも水も空気も酵母も北海道なら、樽も北海道で作りたい。そうする事で、森林循環と経済性を両立させると力を込めます。今日のゲストは北海道洋酒樽プロジェクト代表の小島颯太さんです。京都出身。高校時代は登山部で山歩きが大好き。北大へ進学し、北海道でも登山をと思ったが、険しい山に挑戦するガチなサークルばかりで断念。もっとカジュアルに山に登り、景色を眺め森林を楽しみたい。そんな想いで見つけたサークルで、森林をこよなく愛する仲間と出会えたと振り返ります。
北海道洋酒樽プロジェクト MICHITARU ニュース
北海道洋酒樽プロジェクト MICHITARU ニュース

2025年01月27日
第1994回 エア・ウォーター北海道事業企画部インキュベーショングループリーダー 棟方祐介さん
新しいアイデアと発想で北海道の社会課題解決に取り組むオープンイノベーション施設「エア・ウォーターの森」が、札幌桑園地区にオープン。コワーキングスペースの他、レストランやキッチンラボもあり、様々な取り組みを発信・共有できると力を込めます。今日のゲストはエア・ウォーター北海道事業企画部インキュベーショングループリーダーの棟方祐介さんです。もともとは臨床検査技師として睡眠事業に長く関わっていた。ほとんどが病院に籠ってする仕事。しかし本来は人と会ったり話したりが好きなタイプだったので、新規事業で管理運営の社内公募があった時に思い切って手を挙げた。それからは怒涛の日々。戸惑いも大きかったが、人に会うたび好奇心が止まらないと振り返ります。
エア・ウォーターの森
エア・ウォーター北海道
エア・ウォーターの森
エア・ウォーター北海道

2025年01月20日
第1993回 北海道ぎょれんのおさかなキャラクター ホタテリオ
冷たい海の底の国、シェルトコのプリンス。ぷりぷりとしたもち肌が魅力の優しさあふれるナイスガイ。貝殻集めが趣味で、大好きなプリンセスホタテリゼにプレゼントする事も。甘い言葉を添えるとすごく喜んでくれると頬を染めます。今日のゲストは北海道ぎょれんのおさかなキャラクター、ホタテリオです。ゆかいな仲間が他にも。海の中でゆらゆら踊る北海道の昆布のこんぶらこは、80度ぐらいのお湯のお風呂が大好き。イクラの帽子と貝殻のパイプがカッコイイ鮭、シャッケ船長は「シャッケー」が口癖。みんなを背に乗せて大海原を泳ぐことも。日頃は幼稚園などで北海道の美味しいお魚を紹介しているが、1月25日26日にはチカホでハローキティーちゃんとのコラボイベントがあるので、是非遊びに来てと力を込めます。
北海道ぎょれん

北海道ぎょれん


2025年01月13日
第1992回 小説家 桜木紫乃さん
「ホテルローヤル」で直木賞受賞。最新刊「青い絵本」では、絵本をきっかけに自分を見つめ直すような人間模様が繰り広げられている。小説を書くのが大好き。原稿用紙を広げて30年になるが、思えば子供の頃から、文章を書けば褒められなかったことは無かったと笑います。今日のゲストは小説家の桜木紫乃さんです。自分の原体験を問われれば、14歳の記憶が蘇る。親に隠れて見たテレビの深夜番組で、任侠ものやフランス映画を好んで見た。特にアランドロンの映画のラストシーンは忘れられない。山間に響く銃声。寸止めの美しさに胸が震えたと振り返ります。
桜木紫乃さん Wikipedia
新刊 青い絵本

桜木紫乃さん Wikipedia
新刊 青い絵本

2025年01月06日
第1991回 Axla Inc.創業者&CEO 川原ぴいすけさん
スタートアップ企業や起業家、一般企業の新規事業部門などの成長を支援する、教育・育成プランやコミュニティーを提供している。好きなことではなく求められることをして、生きがいを感じられる事が大切だと語ります。今日のゲストはAxla Inc.創業者&CEOの川原ぴいすけさんです。高校時代にデザインを学び、SEO検索エンジン立ち上げに携わった18歳で最初の起業。以来、人生の半分は起業家としてやってきた。渋谷にオフィスを構えると周りはすべてライバルに感じ、夜通し働き朝5時に寝て、朝9時に起き仕事を始める。そんな生活を8年やったある日、急に体に異変を感じた。精神的に病み御岳山で修行。山を走り滝に打たれ座禅を組み、元気になるまで6年かかった。この経験も、現在のプログラム作りに生きている。今年は「ぴいすけAI」も発表するので、是非ご期待を!と力を込めます。
Axla Inc.
Axla Inc.

2024年12月30日
第1990回 北海学園大学工学部生命工学科 教授 早矢仕有子さん
道東だけでなく、かつては北大キャンパスでも確認されたというシマフクロウ。40年前から保護活動をしているが、なかなか分布は広がっていない。森を守り魚を守り付き合いかたを知る事で、札幌にもシマフクロウを復活させたいと力を込めます。今日のゲストは北海学園大学工学部生命工学科教授の早矢仕有子さんです。北大農学部で応用動物学を研究していた頃、道庁からの依頼で調査をスタート。集落に部屋を借り、夜行性のシマフクロウを観察する為、昼夜逆転で生活していた。一度つがいになると同じ場所で30年以上長生きするシマフクロウ。観察を続けると個性もわかるし愛着も沸く。”森の賢者”に32年密着し、書籍も出版したと振り返ります。
北海学園大学工学部生命工学科
著書 : シマフクロウ 家族の物語
北海学園大学工学部生命工学科
著書 : シマフクロウ 家族の物語

2024年12月24日
第1989回 北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所 教授 高田礼人さん
エボラウィルスをはじめとするウィルス学の研究をしている。特定の生物に寄生するウィルス。感染しても大丈夫な生物がいる一方、重症になったり軽症ですむ生物も。だからまず、お友達からという感覚で正しく知って、みんなでプチ科学者になろうと語ります。今日のゲストは北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所教授の高田礼人さんです。もともと数学や物理が好きで、中学生ぐらいから研究者になりたいと思っていた。建築やアーキテクチャも興味があったが、生き物が好きだったので獣医学部へ。ところが4年間、子供の頃から続けていた剣道やバンド活動に忙しかった。だから残りの2年間はしっかり研究に費やそうと、甘くない、ガチな研究分野に進んだと笑います。
北海道大学人獣共通感染症 国際共同研究所
北海道大学人獣共通感染症 国際共同研究所
