札幌人図鑑
2023年06月05日
第1908回 株式会社GIFカンパニー 代表取締役 福田広さん
ススキノ駅から歩いて2分。大人数での宴会というと真っ先に思い浮かぶ、大きな赤い看板が目印の老舗「グランド居酒屋富士」。実はコロナ禍で、この「大人数」という一番の「強み」が「弱み」に変わり試行錯誤してきたが、Wi-Fiを使った個室会議の後、そのまま宴会へというプランは定番人気になったと語ります。今日のゲストは株式会社GIFカンパニー代表取締役の福田広さんです。子供の頃、両親と行った焼き鳥屋の半身揚げが衝撃的に美味しく、焼き鳥屋になりたいと思った。高校卒業後は神奈川のスーパーへ就職し調理を担当。総菜コーナーに並ぶものはすべて作れるようになった。一緒に働く仲間と毎日のように飲み歩くなかで、居酒屋っていいなと思うようになり、22歳になる年に地元札幌へ帰り現在の会社に就職。26年勤めた2019年にオーナーから呼ばれ経営者になったが、青天の霹靂だったと振り返ります。
グランド居酒屋富士
グランド居酒屋富士

2023年05月29日
第1907回 ヌキタ・ロフィスド代表&フードディレクター 貫田桂一 さん
講演や商品開発などの仕事を通して、食事に関する指導や助言をしている。コープさっぽろ「トドック」の「貫田シェフのコロッケde北海道」は17年続くヒット商品で、年内に新作も発表予定。その人の顔つきを見れば、これまで何を食べてきたか、何が足りていないのかがひと目でわかると笑います。今日のゲストはヌキタ・ロフィスド代表でフードディレクターの貫田桂一さんです。ホテルクラビーサッポロの料理長を経て、2007年に早期退職。当初は札幌と東京に北海道をテーマにしたレストランを開業予定だったが、ホテルを退職した途端に各方面から講演依頼が殺到。自分の知識や経験を話すうち、これまでは実際に来店しお食事して頂いた人にしか伝えられなかった事を、会場に集まって下さった皆さんに一遍に伝えられ事に気付き、講演に重点を置くようになった。道外でも海外でも仕事をしてきたが、これからは道内の小さな町も訪ね、食の大切さを広めていきたいと語ります。
ヌキタ・ロフィスド Facebook
ヌキタ・ロフィスド Facebook

2023年05月22日
第1906回 すくらむ 久保匠さん
社会課題を解決する活動を継続するためにはお金が必要。その時、ただお金問題を解決するだけではなく、そもそもどんな社会課題なのかをクリアにすることが大切。だから自分の知識と経験を生かし、ソーシャル仕”組む”コーディネーターとして仕事をしていると語ります。今日のゲストは「すくらむ」の久保匠さんです。両親の影響で福祉を学ぶ大学へ進学。車いすでゲスト講師としてお話をされたNPOの方の話に衝撃を受け、直談判して在学中から有償ボランティアとして働き始めた。大学卒業後は、そのまま同じNPOに就職。様々な社会課題を目の当たりにしたが、いつもお金の問題で苦しんだ。支援制度でカバー出来ない問題も諦めたくない。そんな想いで一念発起。ファンドレイジング協会で学ぶためNPOを退職。2つの副業をしながらKIT虎ノ門大学院へ通いMBAを取得。大手企業に勤める仲間たちと一緒に社会のために何が出来るかを考えたと振り返ります。
すくらむ
すくらむ

2023年05月15日
第1905回 EZOALOHA. 田中宏樹さん
大切な家族から譲り受けた美しい着物。しかし着る機会の少ない方にとっては、扱いに困る場面も少なくない。そんな方からの依頼を受けて、留めそでを日常でも着られる「はおり」に作り替えた。持ち主の想いを聴き、出来るだけ裁断せずに柄を生かす。これはリサイクルではなく「アップサイクル」だと胸を張ります。今日のゲストはEZOALOHA. 代表の田中宏樹さんです。もともとアパレル業界で販売職をしていた。接客の中でお客様の要望を聞き、商品企画に興味を持った。お客様の声を形にしたい。そんな想いが膨らみ、仕事をしながら洋裁教室へ通い、パターンの勉強も始めたと振り返ります。
EZOALOHA.
EZOALOHA.

2023年05月08日
第1904回 広告マンガ家 ノーザンアッパーさん
建築の仕事をわかりやすく紹介する「ただいま工事中!」や、北区のコミュニティーセンターのキャラクター、新聞のミニコミ誌などのマンガを描いている。岩内観光協会からの依頼で描いている漫画は地域のパチンコ屋さんのチラシの裏面で連載するという斬新な企画。ペンとアイデアで伝えるべきものの魅力を引き出すのが仕事だと力を込めます。今日のゲストは広告マンガ家のノーザンアッパーさんです。コロコロコミックのような子ども向けマンガが大好き。マンガは独学だが、児童マンガ誌で新人賞を受賞し無事デビューを果たす。しかしその少年誌が休刊になってしまい、困り果てて札幌の出版社へ売り込みに行ったと振り返ります。
ノーザンアッパーさん問い合わせ先 nozanupper@gmail.com
ノーザンアッパーさん問い合わせ先 nozanupper@gmail.com

2023年05月01日
第1903回 美容室ZEEN 代表取締役 石黒貴士さん
市内で美容室を3軒経営。とくにオリジナルのトリートメントを使用した髪質改善に力を入れている。美容師の多様性を尊重し、パーマやカラーなどそれぞれ専門で施術を行っているのだが、新人面接の際に社員が「バラバラに見えて心は一つ」と説明していて、自分の想いは伝わっていると感じ嬉しかったと振り返ります。今日のゲストは美容室ZEEN代表取締役の石黒貴士さんです。新人の頃、給料や保険など労働条件に不満を持ち、フリーになる人をたくさん見てきた。経営者となったいま、美容師も普通の会社勤めのように安心して働ける環境を整えたいと頑張っている。例えば独立後も緩やかに繋がって大家族のように支え合えるよう、他業種も入れて美容の複合施設を作る。それを地域全体に広げて美容に特化したミクロ都市を作る。美容室のある北1東1エリアで、いつかその夢を叶えたいと力を込めます。
美容室ZEEN
美容室ZEEN

2023年04月24日
第1902回 ヘルプミーサ 代表 本間峰沙さん
資格をもとにした「何でも屋さん」をしている。調理やマナー、大型2種免許から重機の資格まで幅広く取得。「いま!助けが必要!」という人の要望に応え、高校野球遠征バスの運転手をしたり、コロナ禍で陽性患者の搬送をしたりしたことも。様々な資格を取り始めたきっかけは、20代の頃「自分は結婚しないかも」と感じていた事。何があっても一人で生きていけるように勉強しようと思ったと振り返ります。今日のゲストは、ヘルプミーサ代表の本間峰沙さんです。実家は建築資材の卸売業。男性ばかりの業界で父に代わって会合に出ると、食事のマナーやビジネスマナーに不安を感じたが、しっかり勉強した今では人に教える事が出来るまでになった。実は昨年、インドアもアウトドアも大好きな「オールドア」な自分に、楽しく付き合ってくれる男性と結婚。これからも家事と両立し、周りの理解を得ながら、自分らしく働いていきたいと語ります。
本間峰沙さん Facebook

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