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日記・一般  |札幌市中央区

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インタビュアー
福津京子
コミュニティーFM放送局長を経て2012年4月に独立。札幌の魅力ある人材をインタビューして動画で配信。取材・撮影・編集・掲載まで一人で行い、1年365日毎日更新、3年がかりで公約だった1000人のインタビューを達成。その後、2015年11月2日よりJCOM札幌にてめでたく番組化。第1001回のゲストは、秋元札幌市長をお迎えしました。現在は毎週月曜10時半から放送中(1週間に何度も再放送があります)。初回放送日の翌週、このサイトにアーカイブしています。
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札幌人図鑑 › 芸術・文化

2019年07月09日

第1617回 写真家 西川よしえさん

代表作の一つ、真っ赤な夕日に照らされた真っ赤なバラの写真がフェラーリ美術館で展示された。燃えるような真っ赤な赤は、自分にとって”フェラーリの赤”そのものだったと振り返ります。今日のゲストは札幌出身でイタリア在住の写真家、西川よしえさんです。バブルの頃は東京で、ファッションを中心とした商業写真を撮っていた。ヘアヌード写真が解禁となった90年代初め、カメラマンはこぞってヘアヌード写真を取り始めたが、そのほとんどが男性の為の被写体で耽美派の自分には耐えられない。そこで自分は女性が感じるエロスの最高峰として作品を発表したが残念ながら評価されず。しかしその後、イギリスの写真コンテスト「ジュリアマーガレットキャメロンアワード」のヌード部門で1位に。2009年、ミラノの「プロフェッショナルフォトグラフィーアワーズ」ではグランプリを受賞した。今後は日本の素晴らしさを海外に発信するような作品を撮影したいと語ります。



西川よしえさん Web

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化カメラマン

2019年02月26日

第1560回 北海道陶芸会会員 原田昭さん

札幌軟石の石切場で石を切り出した時に出る細かな砂を釉薬にすると、窯から出た焼き物は美しいグリーンになる。ここでしか出せない色と出会い、大きな花びらのような作品を制作。北海道陶芸展で72歳の時に最優秀新人賞を受賞したと振り返ります。今日のゲストは北海道陶芸会会員の原田昭さんです。工業デザイナーとして筑波大学で28年教鞭をとった。定年後、新設された札幌市立大学へ。実は教員のつもりで来たのだが、縁あって学長に就任した。ずっと「NEWを作り出すにはどうするといいか」を考えてきた。看護とデザインという、札幌市立大学ならではの新しい分野は魅力的。世界中で通用すると語ります。



北海道陶芸会

  

Posted by 福津京子 at 13:15Comments(0)芸術・文化

2018年11月12日

第1520回 人形劇俳優 平常さん

ひとつの舞台で30役から多い時には120役を一人で演じ分けている。パレスチナでは外務省の依頼で、日本人初の公式縦断公演をするなど全国世界各地で公演。来春札幌で「はなれ瞽女おりん」を演るので是非見に来てと力を込めます。今日のゲストは人形劇俳優の平常(たいら・じょう)さんです。父は津軽三味線奏者、母は琵琶法師。劇場のような美術館のような家庭で育ち、自分でも人形劇をやるために生まれてきたように思う。19歳で上京。人形を作りながら、ダンス・演劇・文楽など沢山の事を学び、生活の為にバイトの日々。辛くて嫌になり母に電話をすると「嫌いになってからが本物よ!」と逆に喜ばれてしまい、やる気が出たと振り返ります。



平常さん オフィシャルWeb

はなれ瞽女おりん 札幌公演



  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化

2018年02月05日

第1406回 美術家 伊賀信さん

幾何学的な形をモチーフとした、一見建築模型のような抽象作品を制作している。2年前、真駒内柏丘の住宅街にシェアアトリエ「UI(ウイ)」をオープン。遅い時間に製作しがちなので、ご近所さんと仲良くしたくて定期的にマルシェをしていると語ります。今日のゲストは美術家の伊賀信さんです。もともと家具オタクで、家具屋の営業マンをしていた。絵や建築も好きで、ギャラリーでも店舗でも個人宅でも、絵と融合できる空間作りがしたい…そんな想いが募り10年前に独立。オリジナルの家具作りから始め、徐々にアート作品のオーダーが増えていった。子供の頃に感動した映画「2001年宇宙の旅」の中で象徴的に現れる謎の物体「モノリス」を、2001年1月に「ファンの誰よりも早く!」と意気込んで発表したと笑います。



伊賀信さんFacebook

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化

2017年07月19日

第1330回 振付師 関あさみさん

中3の時、芸術の森で開催された講習会を受講。オーディションに呼ばれ、同年9月に単身渡米を決めた。向こうではバレエのほかモダンダンスやジャズダンスも。プロを目指す仲間がいっぱいで、とにかくダンスをもっともっと!という毎日だった。アメリカはアートに関してサポートができている。日本に帰ると状況が違うことを身をもって感じると振り返ります。今日のゲストは振付師の関あさみさんです。現在は琴似バレエ研究所で講師をしているが、今年9月からまたワシントンDCへ。バレエ学校の専属振付師として学んでくる予定。帰国したら少しでも札幌の舞台芸術のために情報提供をしたいと語ります。



関あさみさん Web

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化

2016年08月03日

第1183回 日本画家 谷地元麗子さん

猫祭り、猫づくし、猫まみれ、猫三昧…。猫好きなので猫の作品が多い。そもそも日本画って、日本の家屋に合わせるように作ったもの。屏風や掛け軸のようなイメージの作品ばかりではない、もっと自由な作品も多いと語ります。今日のゲストは日本画家の谷地元麗子さんです。8月8日から第15回記念「サッポロ未来展」を開催する。若手美術家の発表活動の場を作ろうと、ロシアの若手との交流も重ねながら毎年開催。美術を志す者にとって、大学を出て10年筆を折らずに続けるということは、実は大変な事。今後成長していく美術家たちに、個展ではできない醍醐味を味わってもらう為に、継続に向けたクラウドファンディングに挑戦していると語ります。



第15回記念 サッポロ未来展

  

Posted by 福津京子 at 08:14Comments(0)芸術・文化

2016年03月03日

第1074回 人形劇師 沢則行さん 

今から80年前、オタモイ岬に、二人の男が命がけで巨大レジャーランドを作った。海水浴場、高級料亭、演芸場、子どもたちのための遊具広場があり、多い時には一日数千人がつめかけた。しかし戦後、火災によって龍宮閣は焼け落ちる。男たちの夢も30年足らずで散ってしまった。やまびこ座・こぐま座プロデュースの人形劇「モイモイ・オーシャン・パラダイス」は北海道小樽の地で実際にあったできごとをもとに作られたオリジナル。今日のゲストは人形劇師の沢則行さんです。北の港町が日本最高の繁栄を誇った時代。荒くれの時代、何もないけれど野心と希望はあった時代。さて、ぼくらが生きている今はどんな時代なのでしょう。そんな思いを皆さんと分かち合いたいと願ってこの芝居を作ったと語る。この芝居はあくまでファンタジー。「だって竜宮城とか乙姫とか出てきちゃうし」と笑います。

**沢則行さんは2度目のご出演。「人となり」についてはバックナンバーの第263回でご覧ください。京都の清水寺と同じ様式で断崖絶壁に建てられた龍宮閣の画像は、「オタモイ遊園地」で検索してみてね!



モイモイ・オーシャン・パラダイス
【会場】こぐま座
【日時】2016年3月5日(土)14:00/19:00 
    6日(日)11:00/14:00
【料金】こども(5歳以上高校生まで)800円(前売600円)
    大人(18歳以上)1,200円(前売1,000円)
    親子ペア券(前売のみ)1,300円



プラハを拠点に世界で活躍する人形劇師 沢則行さん  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化

2015年12月16日

第1028回 美術家 岡部昌生さん

木や石の凹凸の上に紙をあて擦りとる。このフロッタージュという手法の作品を2007年ベネチアビエンナーレで発表。期間中、路上の石をフロッタージュするデモンストレーションを行なうと、世界的に活躍する全盲の写真家に「(擦りとる)音を聞いて感動した」と声をかけられる。帰国後、彼との約束を果たすため広島の被爆樹に触れ、作品を作り始めます。今日のゲストは美術家の岡部昌生さんです。東高1年の時に道展に入選。しかし60年安保闘争の時代になり、作風が少しづつ風景画から社会的な事をテーマに描くようになった。それでも自分の考えを表現できないと感じ挫折感を味わうと、今まで馴染んできた美術を一切捨て鉛筆を1本持って外へ飛び出します。



岡部さんの論文など

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)芸術・文化

2014年11月15日

第868回 映像・美術作家 伊藤隆介さん

現在開催中の、伊藤隆介ワンマンショー。表現したのはバーチャル・リアリティー(仮想現実)ではなく、リアリスティック・バーチャリティー(現実的な仮想性)。「現実」と「メディアが運んで来る現実」との「段差」が楽しめるユニークな展示が話題となっている。今日のゲストは映像作家で美術作家の伊藤隆介さんです。子供の頃、駄菓子屋さんで売っていた怪獣のブロマイド。よく見ると劇中の写真ではなく、精巧に作られた山の前にウルトラマンと怪獣と監督が並んで立っている。その何だかわからない不条理さに「グッときた」と笑う。映像の世界はCGが登場する前後で劇的に変わった。映画も作っているが、自分の興味があるのはその制作のメカニズムだと語ります。

1、ALL THINGS CONSIDERED
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Posted by 福津京子 at 16:55Comments(0)芸術・文化

2014年09月02日

第794回 画家 山本雄基さん

キャンバスの上に散りばめられた丸。塗ると固まるマスキング液を塗っては剥がし、幾重にも重ねる事で不思議な奥行きと世界観を醸し出す。今日のゲストは画家の山本雄基さんです。中学高校と縁あって同じ美術教師に学ぶ。とても自由に美術を楽しむ姿が他の大人と違って見え、美術教師に憧れ札幌教育大学へ。時には泊まり込みで制作に打ち込み、美術に没頭する毎日が楽しかった。なので安定した教師に魅力を感じた一方で、予想出来ない人生を選択したと振り返る。2012年に滞在したベルリンでは沢山の刺激を受けた。帰国後は「札幌で制作する事」を意識するようになったと語ります。

1、マスキング液を塗っては剥がし
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Posted by 福津京子 at 12:59Comments(0)芸術・文化札幌国際芸術祭