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日記・一般  |札幌市中央区

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インタビュアー
福津京子
コミュニティーFM放送局長を経て2012年4月に独立。札幌の魅力ある人材をインタビューして動画で配信。取材・撮影・編集・掲載まで一人で行い、1年365日毎日更新、3年がかりで公約だった1000人のインタビューを達成。その後、2015年11月2日よりJCOM札幌にてめでたく番組化。第1001回のゲストは、秋元札幌市長をお迎えしました。現在は毎週月曜10時半から放送中(1週間に何度も再放送があります)。初回放送日の翌週、このサイトにアーカイブしています。
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札幌人図鑑 › 研究者

2023年10月09日

第1926回 株式会社岩谷技研 代表取締役 岩谷圭介さん

気球による宇宙旅行を実現させるべく研究開発を行っている。世界のどの手法よりも速く、かつ将来に渡って安定した運航が可能な宇宙旅行は、気球だからこそ担うことができる。気球における国内のパイオニアとして、新しい未来を作っていくと力を込めます。今日のゲストは株式会社岩谷技研代表取締役、科学者で発明家の岩谷圭介さんです。子供の頃、両親から貰った一冊の絵本から宇宙への興味を深めた。いつか宇宙の事業を行いたいと考え、北大へ進学し宇宙工学を専攻。宇宙事業の実現可能性は気球にこそある事を見出した。そこからは気球による宇宙実験や宇宙映像制作で事業化、会社を設立し、大型気球開発に舵を切ったと振り返ります。



株式会社岩谷技研

  

Posted by 福津京子 at 09:25Comments(0)研究者

2022年11月21日

第1881回 札幌市立大学 デザイン学部教授 西川忠さん

専門は歴史のある建築物の診断や保存。その専門性を活かして昨年、還暦で新米教師となった。故郷の浦臼には石造りの古い建物がいくつもある。そんな建築物を町おこしに活用し、生まれ故郷を元気にしたい。そんな想いを幼なじみの町長に提案、学生と一緒に取り組みを始めたと語ります。今日のゲストは札幌市立大学デザイン学部教授の西川忠さんです。道立寒地研究所を経て民間企業へ。上司から「まずはドクターを」と言われ、会社勤めをしながら北大へ通い論文を書いた。その後、重要文化財の調査や保存に関する相談や仕事が増えてきた。群馬県の富岡製糸所、広島県の原爆ドームなど、どうやってボロボロのままボロボロにしないかを考えるのだが、木造と違ってルールが無いぶん面白かったと振り返ります。



札幌市立大学デザイン学部

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)研究者

2021年12月27日

第1834回 北海道大学総合博物館 副館長  大原昌宏さん

2016年にリニューアルし、翌年の来館者は22万人を超えた。北大の歴史や北大全12学部を紹介する展示、約300万点の標本や資料の一部を公開する展示などの常設展ほか、期間限定の企画展にも力を入れている。その土地が文化的かどうかは博物館を見ればわかる。自然の勉強ができるので、ここに来て関心を持つ人が増えれば環境保全にも繋がると力を込めます。今日のゲストは北海道大学総合博物館副館長の大原昌宏さんです。子供の頃から虫が大好き。高校時代は生物部で「糞虫」の研究に明け暮れた。そこで大学でも「糞虫を研究したい」と教授に申し出ると、すでに研究者が多い事を理由に、糞虫に似た「エンマムシ」の研究を薦められた。調べてみると、とても生態がユニークだったと振り返ります。



北海道大学総合博物館

  

Posted by 福津京子 at 12:04Comments(0)研究者

2021年05月10日

第1801回 生態学シンガー アメリー・バンデストックさん

専門は野生のハナバチ。ミツバチは大家族と思われがちだが、野生のミツバチのほとんどは土や木の穴で一人暮らしをしている。そのため研究は難しいが、どうすれば都会でも住みやすい環境を作れるかが研究テーマ。北大近くの街路樹で、初めてマルハナバチを見つけた時の感激は忘れない。ハチにとってハッピーな街に感じたと振り返ります。今日のゲストは北海道大学大学院環境科学院博士課程、生態学シンガーのアメリー・バンデストックさんです。オーストラリアシドニー出身。生物が暮らしやすい世界を作ろう!というテーマで「いただきます」というタイトルのCDを制作。「ぶんぶんぶん」という曲では、4年分の研究を4分で歌っている。いつか自然と虫が好きになるような子供向きの番組を作るのが夢と力を込めます。



Amelie Ecology Facebook

  

Posted by 福津京子 at 09:40Comments(0)研究者音楽を楽しむ人

2021年02月23日

第1784回 元 北海道畜産学会 会長 高橋潤一さん

世界各国から多くの研究者が集まる国際会議GGAAを主宰。テーマは牛や羊などの反芻家畜によるメタンガス。例えばニュージーランドの温室効果ガスは二酸化炭素より牛のゲップによるメタンの方が多い。だから国を挙げて取り組んでいると語ります。今日のゲストは元北海道畜産学会会長の高橋潤一さんです。家畜の食べる牧草地に窒素肥料を撒くと牧草は肥沃になる。ところが悪天候などで牧草に肥料が溜まると牛が中毒を起こすため、肥料の硝酸塩の研究をしていた。ある時、中毒を起こした牛はメタンガスを発生しないことを発見。論文に書き発表するも国内では相手にされず。そこで1983年世界畜産学会で発表すると、アメリカの有名な研究者が「自分も同じ現象を見た。これは重要な研究になる」と評価してくれたと振り返ります。



北海道畜産学会

  

Posted by 福津京子 at 09:34Comments(0)研究者

2020年11月30日

第1761回 北大総合博物館准教授 山本順司さん

全国に300ある大学博物館の中で、2番目の来場者を誇る(ちなみに1位は上野の東京芸大)。観光客も意識はしてるが、実はメインターゲットは高校生を想定。12学部すべての展示があるので、進路を決める際に是非参考にして欲しいと語ります。今日のゲストは北大総合博物館准教授の山本順司さんです。子供のころから宇宙飛行士になりたかった。大人になると地学の研究をしながらチャンスをうかがっていた。しかし東日本大震災など人生観を変えてしまうような事が沢山起こり、地学を研究しているのに何もできなかった自分は犯罪を犯したような気持ちになった。もう地球と宇宙の研究はやめよう。そう思って全国の博物館を探しまくり、内定をもらったのが北大だった。最近は隕石の成分を見ながら、地球だって宇宙だと実感。それなら宇宙へ行かなくても、もう宇宙へ行ってるのと同じだと考えるように。でもこれからも条件が合えば、宇宙飛行士のテストは受けるけどねと笑います。



北大総合博物館

  

Posted by 福津京子 at 07:10Comments(0)研究者

2020年11月16日

第1757回 札幌国際大学 准教授 藤崎達也さん

落ちても寒くなくプカプカ浮かべるドライスーツを着て、流氷の上を歩く人気アトラクション「流氷ウォーク」。今では定番だが始めた頃は、通報を受けた警察が飛んで来るほど驚かれた。地元では子供の頃から「危ないから乗ってはいけない」と言われて育つと聞くけれど、観光客が流氷を見たら、絶対に乗ってみたくなるはずと笑います。今日のゲストは札幌国際大学准教授の藤崎達也さんです。東京でサラリーマンをしていた頃、関西出身の部下を連れて東藻琴村へ出張中、阪神淡路大震災が起こり慌てて東京へ帰った。すると身内をたくさん亡くしたはずの上司が忙しく仕事をしていた。こんな時にも仕事かよと悶々としていた数か月後、今度はサリン事件が起こる。人間、いつ何が起こるかわからない。それなら住みたい所に住もうと満員電車に揺られながら思い立ち、何も決めずに会社を辞め、学生時代から憧れだった知床へ移り住んだと振り返ります。



札幌国際大学

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)研究者

2020年10月13日

第1748回 北海道大学大学院 工学研究院 准教授 岸邦宏さん

将来の交通がどうなるのか予測し、今後の交通をどう作っていくかを考える交通計画が専門。その地域に適した持続可能な交通を考えるとき、自分は工学部出身なので、感情論ではなく数字で見る。鉄道ネットワークワーキングチームでは座長を務め、北海道の鉄道の在り方を議論してきた。10年後、60歳になるとき、札幌に新幹線が開通する。自分の研究テーマでもあり北海道交通の完成形だと思うので、その一番列車に乗るのが夢と語ります。今日のゲストは北海道大学大学院 工学研究院 准教授の岸邦宏さんです。小学校6年の時、青函トンネルが貫通。担任の先生が授業を中断して、その瞬間をテレビで見せてくれた。思えばあの時から、この仕事に興味があったと振り返ります。



北海道大学大学院 工学研究院

  

Posted by 福津京子 at 15:41Comments(0)研究者

2020年04月07日

第1704回 粘菌の研究でイグノーベル賞 中垣俊之さん

シャーレの中に床となる寒天を敷き、そこへフィルムで迷路を作る。モジホコリという黄色い粘菌を乗せ寒天いっぱいに広がったところで、離れた二箇所に餌となるオートミールを置くと餌と餌を繋ぐように集まり始める。単細胞の粘菌が迷路の短い距離を見つけ出すことができることを発見した。今日のゲストは粘菌の研究でイグノーベル賞を2度受賞された、北海道大学教授の中垣俊之さんです。子供時代は田舎育ちで、毎日里山を徘徊して遊んでいた。図鑑でしか見たことがなかった植物や昆虫を見つけて瞬時にわかったり、逆にいつも見ているものを図鑑で見つけて驚いたり。面白いことは、誰もが目にする事のできる場所で展開される。自分に見る目さえあれば、面白い事がやっていける所に痺れていたと振り返る。実は爆笑問題のテレビ番組で「爆ノーベル賞」も受賞したと笑います。
*イグノーベル賞 : 1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディー。



北海道大学 電子科学研究所


  

Posted by 福津京子 at 00:00Comments(0)研究者

2020年03月23日

第1699回 札幌大学 教授 荒木奈美さん

授業の最後には必ずJ-POPをかける。本当はどんな生き方をしたかったのか、音楽や映画やドラマを通して引き出していく。アクティブプログラムの、アクティブって何だろう。たとえば学生たちが、自分には何ができるのか活発に議論している。こんな「自分ごととして考えられる喜び」こそがアクティブなんじゃ無いかと思う。今日のゲストは札幌大学教授の荒木奈美さんです。進路指導をしたくて高校の国語教師になったが、縁あって東京から札幌大学へ。自分の研究テーマは「大学生の生き直し」。臨床教育の授業では、毎年250人の人の話を聴いている。いつか大学生の為のフリースクールのような「教えない学校」を作りたいと語ります。



荒木奈美さんFacebook


  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)研究者