札幌人図鑑 › 演劇人
2016年02月22日
第1066回 レッドベリースタジオ 飯塚優子さん
琴似の閑静な住宅街に突如現れる多目的スタジオ。演劇、舞踊、パフォーマンスからセミナー、パーティーまで幅広く利用できる。今日のゲストはレッドベリースタジオを主宰する飯塚優子さんです。札幌西高から東京女子大へ。しかし卒業の年は札幌オリンピック開催の年で。札幌の方が面白そうだと就職しないで帰ってきちゃったと笑う。放送局の仕事やコピーライターを経て4丁目プラザの自由市場を任される。たくさんのお店が軒を連ねた奥のフリースペースで演劇をしたいという申し出が。やってみたら面白くて回数はどんどん増えていったが、周りに音も漏れるしこれ以上できないということに。そして演劇や映画・音楽をやっている仲間たちと駅裏8号倉庫の共同運営を始めたと振り返ります。
レッドベリースタジオ
レッドベリースタジオ

2015年12月28日
第1036回 劇作家 西脇秀之さん
高校の友人に頼まれ、付き合いのつもりで演劇の世界へ。好きだった音響を担当し、その延長で大学卒業後も音響やラジオの仕事を生業としてきた。今日のゲストは劇作家の西脇秀之さんです。大学4年の時に劇団回帰線を旗揚げ。現在はやまびこ座主宰の市民劇団「オニオン座」を演出。外部講師として能の先生を招くなどユニークな活動をしている。いつか地元の江別に、自分で好き勝手に使える西脇専用劇場を作るのが夢。目に見える範囲の共同体の中から、もう一度コミュニティーを作り直してみたいと語ります。
劇団回帰線
オニオン座
西脇さんのブログ
劇団回帰線
オニオン座
西脇さんのブログ

2015年12月01日
第1017回 ワークショップファシリテーター 松岡春菜さん
専門学校などでお芝居のスキルを生かしたワークショップをしている。直に体が触れたり言葉を交わす際、うまく気持ちを伝えられていないと感じたり、言葉の語尾がキツいと感じ戸惑うことも。しかしそういう時には秘策があるのだと笑います。今日のゲストは役者でワークショップファシリテーターの松岡春菜さんです。ものすごく面白い同級生がいて吉本入りを猛烈にすすめていたら、相方を頼まれ断れなかった。お笑いは1年で挫折し美容師の専門学校に行こうと思っていたら、姉が劇団の団員募集の新聞記事を持ってきたと振り返ります。
松岡春菜さんFacebook

**ちなみにトークの中で福津が触れた
「だいこん抜き」は
なんと北海道限定の遊びだそうです!!

松岡春菜さんFacebook

**ちなみにトークの中で福津が触れた
「だいこん抜き」は
なんと北海道限定の遊びだそうです!!

2015年03月08日
第981回 役者 桝田徳寿さん
お店をやっていると人との出会いが多く交流が楽しい。「探偵はBARにいる」で無口なバーテンダーを演じたきっかけも、友人がお店にプロデューサーと飲みに来てくれたから。お陰さまで映画のファンも多く訪れ、僕の顔を見て喜んでくれると笑います。今日のゲストはSAKEBARかまえ大将で、役者の桝田徳寿さんです。大分県蒲江出身。子どもの頃、祖父に連れられて近所の寺で見た映画に衝撃を受けた。役者を志し上京、劇団に入り勉強の毎日。「舞台がオレの大学だった」と振り返る。26歳で壁にぶつかり北へ。そのまま札幌に居着いてしまった。年を重ね、役者への意欲は衰えない。今後は花咲か爺さんをやれるような役者にと語ります。
1、舞台がオレの大学だった
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1、舞台がオレの大学だった
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2015年03月03日
第976回 劇場プロデューサー 太田晃正さん
劇場プロデューサーとして音響・照明・設備・大道具など、企画の段階から関わり提案して行く。裏方生活50年。道内各地で子ども達と芝居を作ったり、まちづくりに関わる事も。今日のゲストは時円プランニング代表の太田晃正さんです。鎌倉出身。東京の厚生年金会館で就職。昔ながらの徒弟制度の中でホールの音響や照明を学ぶ。60年代のトップミュージシャンのステージを作っていたが、札幌オリンピックのセレモニー会場を担当する事になり札幌へ転勤し現在に至る。忘れられないのはマリアカラスのステージ。美空ひばりのコンサートチケットが4〜5千円の時代に1万8千円のチケットが即完売。タキシード姿のお客さんに驚いた。世界のプリマドンナの音合わせをしながら、こんなに幸せな仕事はないと思ったと振り返ります。
1、地域に足りないのはプロデューサー
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1、地域に足りないのはプロデューサー
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2015年01月13日
第927回 国土交通省 / ミュージシャン 橋本幸さん
小学生の時、大型ゴミから拾ってきたギターを見よう見まねでかき鳴らした。思えば自分の原点のように感じ、今でもライブで1曲はこのギターを使い演奏していると笑います。今日のゲストは国土交通省 / ミュージシャンの橋本幸さんです。北大時代、どんなジャンルも弾きこなすのが評判になり音楽のバイトに明け暮れた。それを聞きつけた北大演劇部の依頼で劇中の音楽を作る事に。そこで出会った「芝居」の熱気と情熱。劇団員とも意気投合し、音楽や広報を担当するように。その後新しい劇団を旗揚げし、拠点とした場所が琴似の劇場コンカリーニョの前身となる。大学卒業後、北海道開発局に就職してからも運営に携わり現在に至る。仕事でまちづくりを考えるときも、この経験が生かされ良かったと振り返ります。
1、第2次小劇場ブーム
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1、第2次小劇場ブーム
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2014年12月12日
第895回 札幌ハムプロジェクト 菅野公さん
一台のワゴンに機材を積み込むと、人が乗れるのは4〜5人が限度。しかしこの旅一座で全国を廻り公演を繰り返して早9年。11月には韓国公演も行ったと語ります。今日のゲストは演劇企画運営団体、札幌ハムプロジェクトの菅野公さんです。北海学園大学在学中、いなだ組に誘われ芝居の世界へ。23歳で劇団SKグループを旗揚げする。どんどん芝居に熱くなるにつれ団員の出入りもあり、本来やりたかった脚本だけではなく演出や役者もやるようになった。人気が上がり観客も増えていく一方で、社会の事がわからなくなると感じる事も。東京では、他の都市ではどうなんだろう。それが知りたくてワゴンに機材を積み、旅公演を始めたと振り返ります。
1、やりたかったのは脚本
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1、やりたかったのは脚本
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2014年11月05日
第858回 イレブンナイン 小島達子さん
劇団千年王國プロデュース「トップガールズ」で初演出。「20年の芝居人生で得て来たものを、すべて出し切るつもりで頑張ります」と力を込める。今日のゲストは劇団「イレブンナイン」役者の小島達子さんです。札幌の高校演劇の名門、藻岩高校演劇部出身。全国大会に進出した時、トレンドを取り入れた自由な演出の芝居を見て衝撃を受けた。全国の高校生のレベルの高さに驚き、新鮮でワクワクした。卒業後は東京の美術大学へ進学。グラフィックデザインを学び、現在まで芝居と2足のわらじで20年だと振り返る。今年は「12人の怒れる男」をプロデュースし、多くの集客ができ嬉しかった。今後も札幌を拠点に、役者も演出もプロデュースも頑張りたいと語ります。
1、今回、初演出です!
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1、今回、初演出です!
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2014年11月02日
第855回 FMドラマシティ MARUさん
アナウンサーを目指し大阪芸大へ。しかしハマったのはお芝居の世界。関西芸術座の研究所を経て富良野塾へ。しかし農作業中に怪我をして1年半で退団してしまう。今日のゲストは新さっぽろのコミュニティーFM局、FMドラマシティ放送局長のMARUさんです。芝居しかしていない自分は何が出来るのか悩む中、見習いとしてイベント会社へ。ラジオドラマ制作をきっかけに「5分間の自己紹介」を録る事になり、やってみると2時間しゃべってしまった。面白い男が来たとアタックヤングのパーソナリティーに大抜擢される。同時進行で「日高晤郎ショー」の制作を担当。「北の出会い」というコーナーで様々な人の人生に触れた経験が、コミュニティーFMを立ち上げた原点と語ります。
1、アナウンス専攻から芝居の世界へ
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1、アナウンス専攻から芝居の世界へ
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2014年09月20日
第812回 役者 江田由紀浩さん
今年は観客動員1000人超えの芝居に3本出演して嬉しかった。昨年から映像作家との出会いが多く、ショートフィルムのコンペで自分の出演した作品が3本もあり驚いた。Eテレの企画で仲間とアニメーションを作り応募すると視聴者投票で優勝。ご褒美は全10話の放送権だったと語る。今日のゲストは役者の江田由紀浩さんです。子供の頃からお笑いが大好き。将来はそちらの世界へと憧れながらも時は過ぎる。北海学園大学に入学すると、演劇部の友人から入部を薦められるが、部室の雰囲気を見てなんとなく断ってしまう。その後、「とんでもない天才が入ってきた!」と聞き舞台を見に行くと、会場がうねるような笑いに包まれていたと振り返ります。
1、舞台・映像・アニメーション
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1、舞台・映像・アニメーション
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