札幌人図鑑 › 建築・デザイン
2024年04月29日
第1955回 株式会社マーチュラル 代表取締役社長 金田吉朗さん
宮越屋珈琲やハーフダイム、ヌーベルプース大倉山など、多くの商業スペースの建築デザイン、空間デザイン、ブランディングを手掛ける。デザインの役割は成功に導く事。これまでに一度もコンセプトに悩んだ事がなく、むしろ降ってくるような感覚。今後は若者たちとデザインについて真剣に語り合えるようなサロンを作りたいと力を込めます。今日のゲストは株式会社マーチュラル代表取締役社長の金田吉朗さんです。小学生の頃、父が事業で失敗し、友達に別れを告げる間もなく北海道へ。少しでも家族の力になればと思い、技術職で早くに独立した。ところが20代で仕事上の大きなピンチを乗り越えた後で難病を患い(現在は奇跡的に完治)、さすがに人生観や価値観が大きく変わったと振り返ります。
株式会社マーチュラル
撮影協力 : ヌーベルプース大倉山
株式会社マーチュラル
撮影協力 : ヌーベルプース大倉山
2023年03月27日
第1899回 株式会社日本エスコン 北海道支店 副支店長 大久保敬さん
今シーズンより開業するエスコンフィールドHOKKAIDO。スタジアムが目の前のマンションは、ファイターズの試合のある日は自由に入場できる10年パスポートを付けて即日完売。今は日本ハムファイターズや北広島市と連携して新しい街づくりをしている。よく「ボールパークを作る会社?」と聞かれるけれど違います、不動産開発事業が仕事ですと笑います。今日のゲストは株式会社日本エスコン北海道支店副支店長の大久保敬さんです。島根出身。バブルの頃に大学進学のため上京。お洒落で大きな街が次々誕生する様子を見て、デベロッパーの仕事に興味を持った。阪神淡路大震災後は神戸で、東日本大震災後は仙台で仕事をした経験をもつ。この度、世界にも類を見ないボールパークを建設するという事で、札幌勤務となり2年半。仕事ばかりの姿を見て地元の方から「オフを楽しんでこそ」と教えられハーレーを購入。今は北海道の自然を満喫、リフレッシュできるようになったと語ります。
株式会社日本エスコン
株式会社日本エスコン
2020年11月24日
第1760回 株式会社オレンヂカンパニー 代表取締役 川上JAY喜久さん
仕事は建築デザインだが、最も重要なのはコミュニケーション。海外の方から「日本古来の茶室をモダンに」というリクエストが来た時も、スケッチを何枚も書いてやり取りし、ガラスと金属で茶室を作ったと語ります。今日のゲストは株式会社オレンヂカンパニー代表取締役の川上JAY喜久さんです。子供の頃、母の勧めで「太平洋ひとりぼっち」を読み、お話の中で出てくる船の設計者のセリフに痺れた。いつか船の設計ができる人にと建築業界へ入ったものの、船の設計とはかけ離れた業界であることを知り離脱。その後、旅人のように様々な仕事をしてきたが、外から札幌を見ることで札幌の魅力を再認識。自分に出来ることはやはり建築だなと思い、電話帳を開いて履歴書を送りまくったと笑います。
*12月4日、5日にイベントを開催します*
株式会社オレンヂカンパニー
*12月4日、5日にイベントを開催します*
株式会社オレンヂカンパニー
2017年11月22日
第1384回 株式会社グリーンライトアソシエイツ五十嵐雄祐さん
家を建てるとき、ヒヤリングにはとことん時間をかけている。たとえば子供の進学に合わせてとか資金繰りができたからという事で、急いで建てるものではない。もっと事前から、軽い気持ちでご相談いただきたいと語ります。今日のゲストは株式会社グリーンライトアソシエイツ代表取締役の五十嵐雄祐さんです。40歳までの若手建築家を集めたユニット「UN40」では代表を務めている。現在この「UN40」と学生グループで、2026年冬季オリンピックパラリンピックを創る札幌らしい若いアイディアを集めている。学生が大人になったとき、遺産になるのか負の遺産になるのかは僕ら次第だからと力を込めます。
株式会社グリーンライトアソシエイツ
UN40
株式会社グリーンライトアソシエイツ
UN40
2017年10月24日
第1371回 建築家 五十嵐淳さん
札幌の建築事務所に就職したが、フラストレーションが溜まり地元サロマへ帰った。本ばかり読み悶々と過ごしたが、サロマからみたら札幌も東京もパリも同じ感覚。遠いという事は、逆に自分の感覚の純度を上げる大切な時間になった。その後、吉岡賞、日本建築家協会新人賞ほか、数々の賞を受賞してもサロマを離れなかったと語る。今日のゲストは建築家の五十嵐淳さんです。実家が工務店で、なんとなく建築の仕事を意識して育った。北見の高校へ進学するとお洒落な飲食店の内装に興味を持ち、卒業後はインテリアを学ぶ専門学校へ。ある日、隣の席に建築家の本をみつけ、自分の好きな3つの建築がすべて同じ人の作品であったことに気づき衝撃を受ける。建築家という仕事を志すきっかけになったと振り返ります。一昨年より札幌在住。
五十嵐淳さん Web
五十嵐淳さん Web
2016年03月29日
第1092回 北海道スペイン協会副会長 木下泰男さん
阿寒出身。自分が通っていたマリモのような円形幼稚園舎やタンチョウが羽を広げたような小学校舎は、建築家の田上善也設計による個性的で美しいデザインだった。年月が過ぎ危険校舎となったその場所をユニークなデザインの公園として提案。日本建築学会のコンペや奈良TOTOトリエンナーレにて表彰される。今日のゲストは北海道スペイン協会副会長の木下泰男さんです。語学留学と自分探しで89年にスペインへ。様々な建築を見て回り、ガウディの弟子であるジュジョールに魅せられた。片道4時間もバスに揺られてスペインの田舎町に何日も通い、彼の未完の教会を実測してきたと振り返ります。
木下泰男さんFacebook
スペイン文化読本
木下泰男さんFacebook
スペイン文化読本
2015年03月20日
第993回 株式会社鈴木理アトリエ 鈴木理さん
ウィンザーホテル洞爺のリニューアルや、モエレ沼ガラスのピラミッド、500メートル美術館まで様々な建築を設計。大きな建築を手がける機会が多かったが、両親の影響かいっこいっこ手作りのように向き合う気持ちは昔のままと語る。今日のゲストは株式会社鈴木理アトリエ代表取締役の鈴木理さんです。北大在学中、建築を見るバスツアーに参加。素晴らしい建築に感銘を受けてアポ無しで上京。その建築をした会社の面接を無理矢理受けた。その後大学院まで進むが2月になっても就職が決まらず、教授から「インドにでも行ったら?」と薦められ友人とインドへ。一ヶ月の旅から戻ると家族から「電話が来てたよ」と言われ、慌てて上京したと振り返ります。
1、いっこいっこ手作りのように
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1、いっこいっこ手作りのように
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2015年03月16日
第989回 ヘリテージ・マネージャー 向田薫さん
古い建物の調査・保全・活用を考える活動をしている。例えば取り壊す予定だったニセコの旧でんぷん工場。昔は馬鈴薯農家で粗でんぷんを作り、それを別工場へ運んで製粉していた。そんな歴史が調査でわかり、聞き取りの中で粗でんぷんの工場跡が残る農家まで見つける事が出来た。両方の工場が残っているのはニセコだけと胸を張ります。今日のゲストは北海道ヘリテージ・マネージャーの向田薫さんです。札幌市立高専卒業後「新しい建物より古い建物が好き」と京都の建築事務所に就職。タイミングよく金沢城再建のプロジェクトに7年越しで関わった。札幌へ戻ってからヘリテージマネージャーの資格を知り講座を受講、第1号で資格を取得。みんなが知ってる大きな歴史より、直接話を聞いて集めた地場の歴史が面白いと笑います。
1、金沢城の再建に携わった
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1、金沢城の再建に携わった
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2015年02月06日
第951回 瓦職人 林文浩さん
北海道で創業40年の実績を生かし、瓦の下地造りから考えた寒地乾式工法を立案。北海道でも瓦屋根が充分可能になった。北海道の古民家や文化財を守る為にも、誤解された認識は正していきたいと力を込める。今日のゲストは株式会社梵陶石代表取締役の林文浩さんです。学生時代から絵が好きで、将来は画家になりたいと考えたほど。専門学校で絵を学んだ後、画廊勤務を経て代理店に勤めた。若い頃は才能さえあれば自然に飯が食えると思っていたが、必ずしもそうではない現実に喪失感を覚える。瓦職人になったのは30歳の時。この年齢からでも一人前の職人になれるのか不安で眠れない夜もあったが、必死に勉強して現在に至る。屋根の上の仕事は人の目に触れない分、プライドを持たないと出来ない仕事。北海道に瓦は向かないと思っている一般の方にも魅力を伝えていきたいと語ります。
1、重要文化財からテーマパークまで
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1、重要文化財からテーマパークまで
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2014年11月03日
第856回 エディア株式会社 高橋正樹さん
ガーデンエクステリアを設計施工。その空間が楽しい魅力ある存在になるために色々なアイディアを紹介している。藻岩シャローム教会のイルミネーションには、長崎ハウステンボスより多くのLEDを使ったと語ります。今日のゲストはエディア株式会社代表取締役社長の高橋正樹さんです。東京の住宅メーカーに11年勤務。大きな物件も次々手がけ仕事は充実していたが、母に介護が必要になり札幌への転勤を願い出た。その後退職しフリーの道を選んだときの周りの変化に驚きもしたが、同時に本当の意味で信頼する仲間と仕事ができる環境を手に入れた。今後は、住宅も街並も「緑から始まるデザイン」を提案して行きたいと語ります。
1、造園エクステリア
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1、造園エクステリア
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