札幌人図鑑 › ものづくり
2016年03月15日
第1082回 armedejet アクセサリーデザイナー 奈良知佳さん
3Dプリンターやレーザーカッターで土台を作り、ラインストーンで飾ったアクセサリー。ブランド名の「armedejet」は、フランス語で「飛び道具」という意味。おしゃれの飛び道具となるよう色や形を組み合わせるのが好きと語ります。今日のゲストは armedejet アクセサリーデザイナーの奈良知佳さんです。小さい頃からの手芸好きが高じて中学時代は洋服の手作りにはまり「ビギーマイク」というブランド名をつけた。どうしても私服の高校へ行きたくて札幌市立高等専門学校へ進学。色や形を組み合わせるコラージュの授業にはまり、山のように作品を作った。卒業後、美大を目指して浪人中、ケーキ屋さんでバイトをしながら自分探し。「やっぱりファッションが好き」と気づき、進路変更をしたと振り返ります。
armedejet Web
armedejet Web
2016年03月01日
第1072回 株式会社Maker’s COO 松田純平さん
日本最大の会員制シェア工房・国内2拠点目となる「Makers' Base Sapporo」が2015年にオープン。UVプリンターやレーザーカッターが並び、皮・木材・鉄など様々な素材でものづくりができる総合工房だ。今日のゲストは株式会社Maker’sのCOO、松田純平さんです。千葉出身で北大理学部卒。札幌が好きだったので国内2拠点目は迷いなく札幌に決めたが、競走馬の調教師になりたくて小学校の頃から十勝に通うほど北海道が大好きだったと振り返る。自分の働き方として好きなのは、研究と追求。だから興味があるのは「ものづくり」そのものよりも、ここに集まる利用者が真摯に物を作る姿であり、モチベーション高く技術や成果を上げていく姿。今後はグローバルな展開を目指したい。ここからより多くのプレイヤーが生まれ、海外と直接つながることで物流の流れを変えるくらいにと語ります。
Makers' Base Sapporo
Makers' Base Sapporo
2016年01月26日
第1047回 木工作家 山田弥延さん
旭川の大手家具メーカーで家具職人として働いていたが、震災を機に木工作家へ転身。あるとき東京から引っ越してきたプロの紙芝居師より「せっかく木工の街・旭川なのだから、旭川の木で紙芝居の舞台を作って欲しい」とオーダーされる。紙芝居の木の枠は「舞台」という事を知り、オペラ座を思い浮かべたと笑います。カミシバイズム・2日目のゲストは木工作家の山田弥延さんです。実は無類のアヒル好き。ネットでアヒルを検索していると、五右衛門風呂に入れられたアヒルの紙芝居をたまたま見つけ、そのシュールさに釘付けになったと振り返ります。
カミシバイズムを紹介している山田さんのブログ
カミシバイズムを紹介している山田さんのブログ
2015年01月27日
第941回 トントン工房 ゆり介さん
「空の奏で〜音が弾んで星になる」がテーマの個展を開催中。妻が描いたデザイン画をもとに、銅をトントン叩いて作ったアート作品が並んでいる。今日のゲストはトントン工房「ゆり介」こと銅作家の竹島俊介さんです。旭川に住む姉を頼って、高2の時に道内を列車で旅した。小樽の宿が気に入り、大学時代にはそこでバイトをしながら自転車の旅にもハマったと振り返る。大学で金属工芸を学んだ。卒業後は居酒屋で働きながらの作品づくりを試みたが、どうしてもバイトに追われてしまう。やはり仕事として金属に向き合いたいと考えていた頃、北海道の彫金工房で募集があり移住してきた。銅は親しみやすさがあり、優しい気持ちになれる金属だと思う。手の中で形の変化に触れながら作っていけるのがやっていて楽しいと語ります。
*取材協力:Cafe Esquisse カフェエスキス
1、空の奏で〜音が弾んで星になる
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*取材協力:Cafe Esquisse カフェエスキス
1、空の奏で〜音が弾んで星になる
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2015年01月08日
第922回 クレイクラフト 金谷早苗さん
イギリスで出会ったシュガークラフトの繊細な美しさが大好きだった。技術を習得し講師になり12年。しかし湿気の多い日本では保存が難しく持ち運びも不便だった。そんな中、雑誌で見つけたクレイクラフトの花が粘土と思えないような美しさで一目惚れしたと振り返る。今日のゲストはクレイクラフト講師の金谷早苗さんです。白い粘土に少しづつ色を加えこねていき、手のひらで花を咲かせる工程はとても楽しい。高齢者にとって冬場は買い物も水やりも大変という事で、最近はクレイの仏花も人気。小さなお子様からお年寄りまで一緒に気軽に楽しめるクラフトと語ります。
1、イギリスの伝統工芸と出会う
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2014年12月09日
第892回 フェルト作家 丹治久美子さん
趣味で作っていたフェルト作品を、どこかでお披露目したくなった。その時目に留まったのが地下街のショーケース。しかしそこは「札幌スタイル認証商品」しか飾れないと聞き、応募したのがきっかけと振り返る。今日のゲストはフェルト作家の丹治久美子さんです。お土産の鳩サブレをヒントに北海道の羊毛でトリ型のバックを作った。裁断せず縫い目のない1枚フェルトで仕上げるのが特徴で、模様が美しいと評判になる。ファンの勧めでフランス版マリクレールに公募。テーマは「お花畑の中で、一生溶けないあめ玉(飽きないもの)を探している鳥が運ぶ物語」だった。入選しホームページに掲載された時「日出ずる国からパリを目指した2羽のトリ」と素敵な紹介をされ嬉しかったと語ります。
1、友達に鳩サブレを貰った
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1、友達に鳩サブレを貰った
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2014年10月04日
第826回 株式会社 The St Monica 代表取締役・薬剤師 七戸千絵さん
商工会議所「北のブランド」や「札幌スタイル」の認証を受けた天然馬油クリーム。お肌のデリケートな赤ちゃんや妊婦さんに好評だ。今日のゲストは株式会社 The St Monica 代表取締役、薬剤師の七戸千絵さんです。薬剤師として勤めたあと夫の転勤で東京へ。すぐに子供に恵まれ核家族で孤立化しがちなママ友達と「赤ちゃん八百屋ほっと村」を開設。地域の高齢者も巻き込んだ成功例として、よみうり子育て応援団大賞を受賞。近くの病院で赤ちゃんマッサージの仕事も並行する中、アレルギーに悩む赤ちゃんやママの為に少しでも良いクリームをと、札幌への帰省の度に探し始める。そこで行きついた千歳の馬油会社。何度も通う七戸さんの姿を見て「応援するから好きなように作ってみるかい?」と社長さんに声をかけられ、夕日に向かって握手したと振り返ります。
1、赤ちゃん八百屋ほっと村
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1、赤ちゃん八百屋ほっと村
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2014年07月31日
第761回 羊毛・造形作家 ふじやみゆきさん
和裁をしていた母のお陰で、家の中にはお道具がいっぱい。材料にも困らなかったし、何より物作りが大好きだったと振り返る。今日のゲストは羊毛・造形作家のふじやみゆきさんです。母を亡くして落ち込んでいる時期に訪れた長沼のカフェ。そこのオーナーに「個展をしなさい」と背中を押され前を向く事が出来た。会場はログハウスの素敵な空間。この空間に手編みの作品を並べるなら糸も手紡ぎでと思い、独学で紡ぎ車を回した。そうやって出来上がったオリジナルの毛糸「ボンボンヤーン」は、クラゲのように透けて見え、所々が丸くポコポコした手紡ぎならではの風合いになったと語ります。
*9月に福住のhibinoiroさんで企画展があります
1、幼稚園から帰宅部だった
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*9月に福住のhibinoiroさんで企画展があります
1、幼稚園から帰宅部だった
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2014年05月20日
第719回 らのべ 一級建築士事務所三木佐藤
いつかお金が貯まったら自宅やオフィスをリノベーションしたい。そんな「いつか」を我慢せず、手作りですぐにやってみよう。「リノベ」の一歩手前を意味する「らのべ」プロジェクトが札幌で発動した。今日のゲストは一級建築士事務所三木佐藤の三木万裕子さんと佐藤圭さんです。札幌出身の妻と大分出身の夫。東京の大学で出会いそれぞれ別の建築事務所に勤務していたが「ちょっと引っ越し感覚で」札幌への移住を決める。二人揃って会社を辞めバックパッカーでヨーロッパの建築物を見て歩き二人でいろんな話をする中、今後やりたい仕事のスタイルがはっきりしたと振り返ります。
1、「りのべ」の一歩手前で「らのべ」です
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1、「りのべ」の一歩手前で「らのべ」です
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2014年04月15日
第684回 羊毛フェルト工房 こころもこ すぎたまりさん
道産の羊毛を染めて可愛いフェルト人形に。針金などの芯を入れず、触った時の感触も大切にしたい。今日のゲストは、羊毛フェルト工房 こころもこ 代表の すぎたまりさんです。動物は何でも好きだが、ペットとして可愛がっていたモモンガには特に詳しく、傷ついて保護された野生のモモンガを動物病院の先生から託されるほど。生後3ヶ月のモモンガを湯煎で温め砂糖水を含んで介抱したエピソードを披露。滝野すずらん丘陸公園でガラス工芸とコラボしたり道内人気ホテルで展示販売されたり注目を集める中、今年は円山動物園での販売もスタートする。
1、作り方はオリジナルです
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1、作り方はオリジナルです
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