札幌人図鑑 › 店主
2017年10月16日
第1367回 菓子行商 gaburi 松崎修さん
ゴルフのキャリアカートを中古で買い、友人に頼んでおしゃれなリヤカーに改造。友人が焼いたお菓子を並べ、自分がマチナカで売り歩いているが、もともとはその友人の卒業研究だった。面白くてこだわっているのは「行商」であるところ。偶然出会った人と対話をしながらというスタイルがとにかく楽しい。今日のゲストは菓子行商 gaburi の松崎修さんです。市立高専を卒業してデザイン会社へ就職したが、菓子行商をしたくて退職。変わったことも「面白いね」と背中を押してくれる社風だった。今は大きめの一軒家を借りて住んでいる。1階をワンフロアーにして、お菓子教室やアート塾をやってみたい。そのためのリフォームも、大工を目指す友人が卒業制作で作っている所だと笑います。
菓子行商 gaburi
菓子行商 gaburi
2017年07月10日
第1325回 梅酒BAR SOUL COMPANY代表 井原 慶一朗さん
27歳の時、北区にオープンした店が今年で10周年を迎えた。「梅と醤油麹を混ぜたサーモンのなめろう」や「高菜とジャコの梅ご飯」など、梅酒に合うおつまみのほか定食メニューも。ノンアルの梅酒もあるのでお車でもどうぞと語る。今日のゲストは梅酒BAR SOUL COMPANY代表の井原慶一朗さんです。受験に失敗した予備校時代、仲間と将来の夢を熱く語り合っていた。店名はその時の仲間のユニット名が由来。商売に答えはないけれど、楽しそうだからやってみようと動けばその答え合わせができると思う。店の営業の一方で書家としての活動も。左手に筆を持つ独特の書でお客様の名前を書くと、とても喜んでもらえた。今年は個展をしてみたい。また、半年間で1000人の名前を書きたい。オリンピックに向け「自分ピックかな」と笑います。
梅酒BAR SOUL COMPANY
梅酒BAR SOUL COMPANY
2016年11月02日
第1222回 島屋呉服店 島崎拳さん
着物といえば、昔は留袖・訪問着。今は普段、気軽におしゃれに着たいという人が増えた。例えば浴衣も既製品ではなく、職人さんが染めた浴衣の反物で仕立てる。見た目も着心地もまるで違うのでお出かけが楽しくなると語ります。今日のゲストは創業78年、日本で唯一親子三代の呉服屋さんで狸小路8丁目にある「島屋呉服店」店長の島崎拳さんです。大学時代に4年間、大通公園のビアガーデンでアルバイト。そこでシアトル出身の友人ができ「シアトルに遊びに来たら連絡してね」と言われた。せっかくだからと行ってみると、ロス・サンフランシスコ・ラスベガス…あちこち連れて行ってもらううちにすっかり価値観が変わってしまった。実は全国組織の呉服屋さんに就職も決まっていたのだけれどと笑います。
島屋呉服店
島屋呉服店
2016年02月29日
第1071回 豊平区のご当地バーガー・こりめバーガー考案者 中村忠昭さん
豊平区のキャラクター、りんごの「こりん」と羊の「めーたん」。この2つを使ったご当地フードで地域を盛り上げようと商店街から声をかけられた。試作を重ねた結果、煮込んだりんごとラム肉入りハンバーグを使うことで納得の一品が完成したと語ります。今日のゲストは豊平区のご当地バーガー「こりめバーガー」を考案・製作した株式会社Harapeco代表取締役の中村忠昭さんです。地元、平岸出身。中学まではやんちゃをしていた事を反省しているので、今は商売をする上で「地域貢献できているか」の優先順位が高い。だから今、子供達に「こりめバーガーのおじちゃん」と呼ばれ、食育のお手伝いを出来る事がとても嬉しい。前職で精神を病み、薬を服用しながら自分の店を開いたが、あまりの忙しさに薬を忘れ元気になった経験から、自分のように働く気持ちはあっても上手くいかない人の力にもなりたいと語ります。
株式会社Harapeco
株式会社Harapeco
2015年01月30日
第944回 ギャラリーミヤシタ 宮下明美さん
円山の閑静な住宅街の中に佇む一戸建てのギャラリー。沢山の素敵な作家の方と関わって、考え方に触れられるのが楽しいと語る。今日のゲストはギャラリーミヤシタの宮下明美さんです。1984年、札幌資料館近くにギャラリー「ラボラトリー」をオープン。コンクリート打ちっぱなしの独特の雰囲気に一目惚れして即決した。呼びたい作家にお手紙を書き現地へ会いに行って交渉していた。1990年に円山へ移転。日本中にいい仕事をする素敵な作家がまだまだ沢山いる。去年30周年を迎えたので、これからはより新たな気持ちで表現する気持ちを見つめていきたいと語ります。
1、お手紙書いて 会いにいって
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1、お手紙書いて 会いにいって
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2014年05月09日
第708回 地酒ノ酒屋 愉酒屋 成田昌浩さん
酒屋の息子として育ちずっとこの業界で仕事をしてきたが、飲み方を知らない若い頃の失敗ですっかり日本酒嫌いになっていた。今日のゲストは有限会社小井商店 地酒ノ酒屋「愉酒屋」代表取締役の成田昌浩さんです。30歳を過ぎたある日、友人の呑んでいた日本酒のフルーティーな香りに誘われて一口試すとその美味しさにびっくり。日本酒は自分と同じように「呑まず嫌い」が多いのではないかと、全国の酒蔵に手紙を書き美味しい日本酒の並ぶ店作りを始めた。また気軽に日本酒を楽しむ人の輪が広がるよう一般社団法人「友醸」も立ち上げたと語ります。
1、本当の味を知らなかった
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1、本当の味を知らなかった
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