札幌人図鑑 › ファッション
2023年05月15日
第1905回 EZOALOHA. 田中宏樹さん
大切な家族から譲り受けた美しい着物。しかし着る機会の少ない方にとっては、扱いに困る場面も少なくない。そんな方からの依頼を受けて、留めそでを日常でも着られる「はおり」に作り替えた。持ち主の想いを聴き、出来るだけ裁断せずに柄を生かす。これはリサイクルではなく「アップサイクル」だと胸を張ります。今日のゲストはEZOALOHA. 代表の田中宏樹さんです。もともとアパレル業界で販売職をしていた。接客の中でお客様の要望を聞き、商品企画に興味を持った。お客様の声を形にしたい。そんな想いが膨らみ、仕事をしながら洋裁教室へ通い、パターンの勉強も始めたと振り返ります。
EZOALOHA.
EZOALOHA.

2019年10月28日
第1661回 ジュエリーアーティスト 花瑠伽さん
専用のコードをビーズに沿わせながら、針と糸で手縫いで形を作っていく。ヨーロッパの貴族が使っていたソウタシエという技法。その美しさに魅せられアクセサリーを製作する中、ウエディングドレスの装飾にも取り入れようと考えた。ソウタシエを広めるきっかけにもなると思い、昨年クラウドファンディングでドレス2着分の制作費を達成。豊平館でお披露目会も開催したと語ります。今日のゲストはジュエリーアーティストの花瑠伽さんです。声楽家の母が美しいドレスをまとって歌う姿に憧れはあったが、歌に興味はなかった。小さい頃から美術館に連れて行ってくれた油絵画家の父と同じ大学に進学したが、興味があるのはファッションだったと振り返ります。
花瑠伽さん Web

花瑠伽さん Web

2019年08月12日
第1631回 ファッションプロデューサー 渡部寿貢さん
パリコレに出品するドレスのテキスタイルを白石区の町工場で作った。売れるものより感動するものを目指し、他社には真似できない技術を磨いた。世界20カ国に輸出してきた実績に胸を張りたい気持ち。これからは次世代のデザイナーを世に送り出したいと力を込めます。今日のゲストはファッションプロデューサーの渡部寿貢さんです。札幌パルコでバイトをしていた大学時代、山本寛斎のファッションショーを見て感動で胸が震え、卒業したら山本寛斎の弟子になろうと決めた。偶然とラッキーが重なり勤める事ができ、毎日深夜まで嬉々として仕事をしていたが、家の都合で札幌へ帰らなければいけなくなる。ガックリ肩を落とし会社に報告すると、パリコレのドレスの製造と販売を、札幌でやってみてはと提案され驚いたと振り返ります。第4回ものづくり日本大賞で経済局長賞受賞。
渡部寿貢さんFacebook

*愛犬源太くんは、2年連続で
秋田犬日本一になりました!

渡部寿貢さんFacebook

*愛犬源太くんは、2年連続で
秋田犬日本一になりました!
2019年07月10日
第1618回 アスリート専門のスーツ仕立屋 拝田昇さん
日本人の9割は大きめのスーツを着ている。トレーニングを積んだアスリートであればなおさらだ。スーツは本来ジャストサイズで着るもの。オーダーの良さを是非体感して欲しいと力を込めます。今日のゲストはアスリート専門のスーツ仕立屋の拝田昇さんです。祖父母が昭和24年から洋服の卸問屋をやっており、小さい頃から洋服に囲まれて育つ。上京し大学卒業後は修行を兼ねてアパレルメーカーに就職。30歳を機に地元へ戻った。同業者だった妻は嬉々として実家の婦人服店を手伝ったが、2店舗目を出すときどうしてもメンズをやりたいと思った。そしてサッカーに明け暮れた学生時代を思い出したと振り返ります。
アスリート専門のスーツ仕立屋
アスリート専門のスーツ仕立屋

2018年11月26日
第1526回 刺繍作家/デザイナー オガワ・エドワーズ・ノアさん
高校卒業後、フランスへ留学しオートクチュールの刺繍を学んだ。海外へ行くと北海道人としてのアイデンティティーを感じるように。アイヌ刺繍にインスパイアされた作品は、自分が一番素直でいられると語ります。今日のゲストは刺繍作家でデザイナーのオガワ・エドワーズ・ノアさんです。小学校卒業前にディオールを見て衝撃。将来は服飾の道へ進むと決めた。ディオールのデザイナーがイギリス人と知り、英語を身につけようと中学からインターナショナルスクールへ。英語での授業に苦労しながら、週末毎に服飾の師匠のもとへ。デザイン・製図・カット・仮縫いなどすべて一人で出来るようになった。一方、高校時代にバイトでニセコへ。その時、たまたま開催されたアイヌ刺繍の講座に参加し、刺繍の世界に惹かれていったと振り返ります。
オガワ・エドワーズ・ノアさん Instagram
オガワ・エドワーズ・ノアさん Instagram

2017年12月06日
第1390回 パーソナルイメージプロデューサー 柳谷真理子さん
今のあなたではなく「ちょっと先の未来」をイメージ。なりたい未来を見た目からつくるお手伝いをしている。北海道の女性は初めはなかなか自分を出せないけれど、スイッチが入ると早い。気持ちが変わると人生も変わると語ります。今日のゲストはパーソナルイメージプロデューサーの柳谷真理子さんです。子供の頃から動物が大好きで、デザイナーか獣医になりたかった。そこで百貨店でファッションコーディネートを仕事にする一方、趣味の乗馬にのめり込んでいく。ところがある日、落馬により脊髄を損傷。移植手術を受ける。辛い入院中、ベットの中で「体を治してください」と毎日神様に祈った。そして「これからは人を元気にする生き方をする」と誓ったと振り返ります。
柳谷真理子さん 公式Web
柳谷真理子さん 公式Web

2016年11月02日
第1222回 島屋呉服店 島崎拳さん
着物といえば、昔は留袖・訪問着。今は普段、気軽におしゃれに着たいという人が増えた。例えば浴衣も既製品ではなく、職人さんが染めた浴衣の反物で仕立てる。見た目も着心地もまるで違うのでお出かけが楽しくなると語ります。今日のゲストは創業78年、日本で唯一親子三代の呉服屋さんで狸小路8丁目にある「島屋呉服店」店長の島崎拳さんです。大学時代に4年間、大通公園のビアガーデンでアルバイト。そこでシアトル出身の友人ができ「シアトルに遊びに来たら連絡してね」と言われた。せっかくだからと行ってみると、ロス・サンフランシスコ・ラスベガス…あちこち連れて行ってもらううちにすっかり価値観が変わってしまった。実は全国組織の呉服屋さんに就職も決まっていたのだけれどと笑います。
島屋呉服店

島屋呉服店

2016年05月06日
第1120回 株式会社イガタワークス代表取締役 井形裕司さん
実は入ろうと思って入った業界じゃない。大学で建築を学んでいたが中退、知り合いの紹介で入った会社が制服ジャージなどを作る会社だった。ものづくりの現場は肌に合い21年勤務。その間、時代が変わりジャージだけではなく札幌でブランドを持つ人からサンプルを頼まれるなどスキルを積んできた。普段の作業着も自前で体にぴったりなものを着用。ほとんど服を買うことがないと笑います。今日のゲストは株式会社イガタワークス代表取締役の井形裕司さんです。独立して考えるのは、自分が育ててもらったように、自分も自分のできることを若い人に教えなくてはということ。大きな会社ができないことを考え、専門店として小さなビジネスを成功させる若者を増やしたい。ファッションで食べていける人を増やして、札幌を本当の意味でのファッションの街へと語ります。
株式会社イガタワークス

株式会社イガタワークス

2016年05月04日
第1118回 kodomo no mikata 主宰 まつもとなおこさん
ファッションデザイナーだった前職を生かして、子育てママのファッション教室を開催。合わせて天然のホホバオイルで行う赤ちゃんマッサージをお母さんたちに指導。弟が生まれ一番甘えたい時に甘えられなかった自身の体験を例に「ぬくもりは記憶に残る」と伝えている。今日のゲストはkodomo no mikata 主宰のまつもとなおこさんです。洋裁が得意な母の手作りの洋服を着て育ち、小さい頃からデザイナーになると決めていた。東京で夢を叶えて仕事をし、結婚を機に帰札。ところが妊娠すると酷いつわりに苦しんだ。24時間船酔いのような辛い毎日。妊娠なんてしなければよかったと思ってしまった。つわりが落ち着くと、その「思ってしまった」ことを激しく後悔。お腹の赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいの中、ベビーマッサージに出会ったと語ります。
kodomo no mikata(コドモのミカタ)Web
kodomo no mikata(コドモのミカタ)Web

2016年04月27日
第1113回 ファッションブランド「PRINK」デザイナー 久保由美子さん
アパレルメーカーでデザイナーとパタンナーとして13年間勤務。現在は制服のデザイン会社に勤務する傍ら、オリジナルブランドを発表。制作は夜や週末になってしまうが、自分が着たい大人可愛い洋服と向き合う時間が何しろ楽しくてと笑います。今日のゲストはファッションブランド「PRINK」デザイナーの久保由美子さんです。子供の頃からデザイナーになるのが夢だったのに、短大を出て普通のOLをして1年目。20歳の時に突然母が他界する。47歳の若さだった。このことで「やはり、やりたいと思ったことはやろう」と決意。一人残された父の世話をしながら服飾の専門学校へ入り直した。趣味だった登山用にデザインした服が「山ガールブーム」に乗り大ヒット。NHKが取材に来たと振り返ります。
PRINK Web
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