札幌人図鑑 › 伝統芸能
2019年12月23日
第1677回 噺家 三遊亭金八さん
自分は船が好きだから、豪華客船での仕事もしている。耳の肥えたアッパークラスのお客様なので、毒のある演目や下品な演目は避ける。たまに男性のお客さんから「ちょっと色っぽいのやって」と言われるけれど、真に受けちゃダメ。悲惨な状況が待っていると笑います。今日のゲストは噺家の三遊亭金八さんです。北方領土・島民2世として根室で育った。子供の頃から笑い好きだったが、バラエティーより笑点が好きだったのはライブ感が良かったのだと思う。高校卒業後に勤めたガソリンスタンドは「油を売って」1年でクビに。その後、縁あって古今亭志ん朝師匠に弟子入りした。寄席の他に「かっぽれ」を踊るのが自分のスタイル。芸を2つやるってなかなか大変でジレンマもあるけど、お客様が喜んでくれるので両方やりたいと語ります。
三遊亭金八さん プロフィール
三遊亭金八さん プロフィール
2018年04月02日
第1430回 すすきの演芸場 林家とんでん平さん
寄席を見た後、呑みに行けるようなイメージ。だから場所は「すすきの」と決めていた。今年の正月は1日から5日まで毎日寄席をやった。驚く人もいるけれど、東京ではそういう文化。1年を笑いで過ごせるようにという縁起物だと語ります。今日のゲストはすすきの演芸場を主宰する、落語家の林家とんでん平さんです。林家三平最後の弟子。札幌で師匠の落語を見て衝撃を受けた。何とか弟子にして欲しいと考え、熱意を伝えようと東京までリヤカーを引き門を叩いた。手話落語を始めたのは、寄席に来て全然笑わなかったお客さんが聴覚障害のある方だと知ったのがきっかけ。独学で手話落語を身につけると海外から呼ばれることが増えた。これがなかなかウケがいいのよと笑います。
林家とんでん平さん Web
林家とんでん平さん Web
2014年07月27日
第757回 さっぽろお多福連 長尾ゆみさん
阿波踊りを継承する団体は札幌に6つある。駅前通りの歩行者天国に鳴りものが響くと、華やかな阿波踊りは沿道の客を大きく沸かせた。今日のゲストは、さっぽろお多福連の長尾ゆみさんです。もともと札幌のよさこいチームで踊っていたが、笛もできたらいいな思うように。ところが友人にお願いして紹介されたのは阿波踊りの連(グループ)だった。笛の練習と共に、もともと踊りも好きという事で阿波踊りの練習も。しかしシンプルに見えたこの踊り、間口は広いが奥行きは半端なかったと笑います。連に入ってからは毎年徳島へも通うように。現地の祭で見たものとは。
1、阿波踊りってなんですか?
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1、阿波踊りってなんですか?
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