札幌人図鑑 › 書店
2023年11月06日
第1930回 いどうほんやKOKO 店主 平塚真実さん
白い大きなバンに本を入れたリンゴ箱を並べ、商業施設やイベント会場で「移動式の絵本屋さん」をしている。選書も自分で、毎回100冊ほど。絵本を通じてお客さんとお話しする時間もとても楽しいと語ります。今日のゲストはいどうほんやKOKO店主の平塚真実さんです。前職で公務員をしていた頃、「どんなまちに住みたいか」というテーマのミーティングがあり、「本のあるまちがいい」と答えた。その時、小さい頃から本が好きで本に携わる仕事がしたかったのを思い出した。ちょうどコロナ禍で、まちにキッチンカーが増えてきたのを見て、本屋も移動できるといいのにと考えるように。家族に話すと大賛成。公務員を辞めてアイディアを形にした。2人の子ども達も「うちのお母さんは本屋さんだ」と喜んで応援してくれる。夢を叶える姿を子供たちに見せられた事も良かったと振り返ります。
いどうほんやKOKO
いどうほんやKOKO
2018年02月28日
第1417回 ちいさなえほんや ひだまり 青田正徳さん
オリジナリティー・リアリティー・ヒューマニティー。この3つの基準で大型書店で探し、自ら購入して吟味し、厳選して仕入れ店に置いている。その数2500冊。靴を脱いで畳の上で、寛ぎながら絵本に触れられるのが魅力。今日のゲストは、ちいさなえほんや「ひだまり」代表の青田正徳さんです。児童書販売の代理店に勤務していた。ある時、取引先だった札幌で唯一の絵本専門店が閉店の危機。応援したいと思っていたら、知り合いの喫茶店のオーナーが一角を貸してくれることに。その片隅に厳選した1000冊を並べたのが「ひだまり」誕生のきっかけだった。絵本は美術と文学が一緒になった総合芸術だと思う。地元の作家さんの原画展や読み聞かせも人気。今の気持ちにピッタリの一冊をご紹介するので、ぜひ遊びに来てと語ります。
ちいさなえほんや ひだまり
ちいさなえほんや ひだまり
2017年02月07日
第1260回 古書店トロニカ店主 広川啓規さん
暮しの手帖・anan ・ポパイ…ものすごく個性的で美しく丁寧な古い雑誌が好きだった。東京に住んでいた頃は神保町の古書店街へ通い集めていたが、札幌ではそういう雑誌を扱う店がなくて買えなかった。いつか自分でやってみたい。やるなら他にあまりないものをと考え、アートブックや自費出版のミニコミ誌、映画のポスターやパンフレットも扱うように。今日のゲストは古書店トロニカ店主の広川啓規さんです。以前は音楽関係の仕事をしていた。小さなCDショップの手助けをすることも多く、そんな中で「自分でやるとしたら」というアイディアが溜まっていったと振り返ります。
古書店トロニカ
古書店トロニカ