札幌人図鑑 › 語らう人
2019年09月09日
第1643回 北海道きょうだいの会 代表 白石未佳子さん
障がいを持つ子のきょうだいの気持ちを語り合っている。同じ立場の者同士が語らうことで、自分の気持ちを解放できた。しかし大人になった今でも「あなたは何がしたいの?」と問われるのが苦手。そういう選択肢はなく育ってきたからと語ります。今日のゲストは「北海道きょうだいの会」代表の白石未佳子さんです。3つ下の妹が先天性風疹症候群だった。発達が遅い妹を背負って自宅マンションの階段を上ったり、薬やオムツの世話などが当たり前の毎日。小学生の時、家族について作文に書く宿題があり、妹の障がいについて母に問うと、お腹にいる間に母親が風疹にかかったのが原因である事と、その時風疹にかかっていたのは自分である事を聞かされ、妹の面倒は自分が見て当然だと思った。ありのままで家族みんなに愛される妹。勉強を頑張って結果を出しても、特に褒めてもらえなかった自分。それはそのまま就活の時にも影響したと振り返ります。
北海道きょうだいの会
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