札幌人図鑑 › 2023年11月
2023年11月27日
第1933回 コミュニティソーシャルワーカー / 障がい者活動家 鹿野まき子さん
北海道社会福祉協議会に入局後、フォーマルな福祉に従事する一方で、医者からの相談により障がい児(小児がん)のスポーツ支援ボランティアを開始。現在はインフォーマルな障がい当事者目線の市民活動の実行委員会を立ち上げ、障がい者の余暇、スポーツ、ファッション、防災活動等を行っていると語ります。今日のゲストはコミュニティソーシャルワーカー・障がい者活動家の鹿野まき子さんです。低出生体重児として生まれ脳性麻痺の四肢麻痺となり、両親の勤務する児童福祉施設で12歳まで育った。その間普通校に通いながら、スキーや水泳を障がい児と共に楽しんだ。学生時代は特に意識することの無かった自分の障害を意識するようになったのは社会人になってから。みんなのようにマルチタスクが出来ない。自分で思っていたより障がい者だったと振り返ります。
Uスタイル北海道プロジェクト
Uスタイル北海道プロジェクト

2023年11月20日
第1932回 ビー玉と木のおもちゃ アトリエマーブル / おもちゃ作家 金子周平さん
手稲区の一軒家をまるごとアトリエに改装。一歩足を踏み入れると、そこは美しくユニークなマーブルマシンがいっぱい。奥の壁一面には「ハザイジン」と「ドングリジン」の壮大な街が広がり、大人も子どもも夢中になる。ビー玉が誘うファンタジーな世界に触れて、楽しんで欲しいと語ります。今日のゲストはビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」おもちゃ作家の金子周平さんです。保育士になりたての頃、5歳の男の子に「おもちゃを作って」と空き箱を渡された。木の迷路を作ってあげると大喜び。しかし人気ですぐに壊れてしまう。この事をきっかけに仕事をしながらおもちゃ作りを始め、26歳の時「ビー玉のおもちゃ作家になろう」と決めた。そこで木を扱う基本の技術を学ぶため、旭川の技術専門へ通ったと振り返ります。
ビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」
ビー玉と木のおもちゃ「アトリエマーブル」

2023年11月13日
第1931回 さっぽろレインボープライド 副実行委員長 満島てる子さん
女装サロンバー「7丁目のパウダールーム」で店長をしている。コラムニスト、テレビコメンテーターほか、ドラァグクイーンとして「てるまゑ・ノエビア」という名で活躍。今年9月、大通公園で開催された「LGBTQパレード」には2万人が参加。全国から仲間も集まり本当に嬉しかったと語ります。今日のゲストはさっぽろレインボープライド副実行委員長の満島てる子さんです。三重県出身。幼少期から「好きになるのは男の子」だと気付いていたが、自分自身も認められずにいた。高校卒業後は地元から遠いという理由で北海道大学へ。そこで初めて失恋を経験、大学へ行けない日々を過ごした。このままではいけないと、友人に連れられ女装サロンバーへ行った事がきっかけで現在に至る。母へは電話でカミングアウト。驚いて飛んできた母を札幌駅に迎えに行くと、メイクした顔を見て「あら可愛い❣」と言ってくれたと振り返ります。
さっぽろレインボープライド
7丁目のパウダールーム
さっぽろレインボープライド
7丁目のパウダールーム

2023年11月06日
第1930回 いどうほんやKOKO 店主 平塚真実さん
白い大きなバンに本を入れたリンゴ箱を並べ、商業施設やイベント会場で「移動式の絵本屋さん」をしている。選書も自分で、毎回100冊ほど。絵本を通じてお客さんとお話しする時間もとても楽しいと語ります。今日のゲストはいどうほんやKOKO店主の平塚真実さんです。前職で公務員をしていた頃、「どんなまちに住みたいか」というテーマのミーティングがあり、「本のあるまちがいい」と答えた。その時、小さい頃から本が好きで本に携わる仕事がしたかったのを思い出した。ちょうどコロナ禍で、まちにキッチンカーが増えてきたのを見て、本屋も移動できるといいのにと考えるように。家族に話すと大賛成。公務員を辞めてアイディアを形にした。2人の子ども達も「うちのお母さんは本屋さんだ」と喜んで応援してくれる。夢を叶える姿を子供たちに見せられた事も良かったと振り返ります。
いどうほんやKOKO
いどうほんやKOKO
