2015年12月16日
第1028回 美術家 岡部昌生さん
木や石の凹凸の上に紙をあて擦りとる。このフロッタージュという手法の作品を2007年ベネチアビエンナーレで発表。期間中、路上の石をフロッタージュするデモンストレーションを行なうと、世界的に活躍する全盲の写真家に「(擦りとる)音を聞いて感動した」と声をかけられる。帰国後、彼との約束を果たすため広島の被爆樹に触れ、作品を作り始めます。今日のゲストは美術家の岡部昌生さんです。東高1年の時に道展に入選。しかし60年安保闘争の時代になり、作風が少しづつ風景画から社会的な事をテーマに描くようになった。それでも自分の考えを表現できないと感じ挫折感を味わうと、今まで馴染んできた美術を一切捨て鉛筆を1本持って外へ飛び出します。
岡部さんの論文など

岡部さんの論文など

Posted by 福津京子 at 07:00│Comments(0)
│芸術・文化