2021年02月23日
第1784回 元 北海道畜産学会 会長 高橋潤一さん
世界各国から多くの研究者が集まる国際会議GGAAを主宰。テーマは牛や羊などの反芻家畜によるメタンガス。例えばニュージーランドの温室効果ガスは二酸化炭素より牛のゲップによるメタンの方が多い。だから国を挙げて取り組んでいると語ります。今日のゲストは元北海道畜産学会会長の高橋潤一さんです。家畜の食べる牧草地に窒素肥料を撒くと牧草は肥沃になる。ところが悪天候などで牧草に肥料が溜まると牛が中毒を起こすため、肥料の硝酸塩の研究をしていた。ある時、中毒を起こした牛はメタンガスを発生しないことを発見。論文に書き発表するも国内では相手にされず。そこで1983年世界畜産学会で発表すると、アメリカの有名な研究者が「自分も同じ現象を見た。これは重要な研究になる」と評価してくれたと振り返ります。
北海道畜産学会
北海道畜産学会
Posted by 福津京子 at 09:34│Comments(0)
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