札幌人図鑑 › 公共人材
2015年12月25日
第1035回 ほっかいどう三十路式 平間栄一さん
三十になったら三十路式!ハガキが来て何となく行く成人式より絶対に盛り上がるはずと力を込める。今日のゲストは2016年1月9日に行なわれる「ほっかいどう三十路式」代表の平間栄一さんです。高3の秋に父が脳梗塞で他界。この事をきっかけに専門学校へ進み介護福祉士となった。仕事は楽しいが制度の壁にぶつかる事が多く、行政を中から変えようと公務員を目指し通信で大卒の資格を得る。しかしその間に行政の仲間もでき、自分のやりたいことは民間でやるべきと気づき現在に至る。障害をもつ人も入りやすい飲食店を紹介するフリーペーパーを制作。異業種の仲間がたくさんできた。そんな仲間達と準備をし、札幌では初の開催となる三十路式を企画。「ぜひご参加を!」と呼びかけます。
ほっかいどう三十路式
スポットウォーキングさっぽろ
ほっかいどう三十路式
スポットウォーキングさっぽろ
2015年03月15日
第988回 びょういんあーとぷろじぇくと 日野間尋子さん
病院にアートがあることで病院に関わる多くの方に安らぎや心のゆとりを持っていただきたい。児童養護施設や知的障害者施設の方の作品を飾った時、自分の作品を見つけ誇らしげにしている横顔を見て本当に嬉しかったと語る。今日のゲストは、びょういんあーとぷろじぇくと代表で芸術活動支援員の日野間尋子さんです。子供の頃から絵が好きで、大人になってもOLをしながら個展を続けた。青山で抽象画の個展をした時、ウイーンのアートマネージャーから「あなたの作品がもっと見たい」とメールが来て「YES」と返信。会社を辞めウイーンへ飛び個展を開いた事をきっかけに、アートフェスティバルへの参加など8年間活動。そんな中、アートを展示しロビーがギャラリーのようになっている病院と出会い衝撃を受けます。
1、OLをしながら 個展を続けた
続きを読む
1、OLをしながら 個展を続けた
続きを読む
2015年02月04日
第949回 北海道ブックシェアリング 荒井宏明さん
一般の方から寄贈いただいた図書を整理・分類した上で、道内や東北の保育園・小中学校・公民館・子育てセンター・福祉施設などの図書施設に無償で提供している。今日のゲストは図書の再活用によって読書環境の整備を進めるボランティア団体、北海道ブックシェアリング代表の荒井宏明さんです。読書は自分のペースで世の中の多様性を学ぶ事が出来る大切な時間。北海道は(札幌を除くと)読書環境は全国ワーストクラスなので、読書の持つ役割や効果などを全道でレクチャーしている。東北の震災後は現地へ住み込み、読書空間の復興に向け活動してきた。東北は支援ではなく、北海道とひとつなぎに考えて読書環境の整備を進めていきたいと語ります。
1、北海道は全国ワーストクラス
続きを読む
1、北海道は全国ワーストクラス
続きを読む
2015年01月22日
第936回 白石消防団副団長 熊本寛子さん
昨年9月のゲリラ豪雨の際、近隣の川が溢れそうになり地域へ声をかけて回った。いざという時は消防署に本部を置き、区内7分団の指揮をする。今日のゲストは札幌市白石消防団副団長の熊本寛子さん。全道で唯一の女性の副団長です。実家の寿都で理容室をしていた父も消防団で、火災の際は仕事を放り投げ消火にあたっていたので自分に声がかかった時は驚いた。しかし札幌市の消防団は他に本業を持ちながら「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づき、地域の安全と安心を守る活動と聞き引き受けた。きっとママさんバレーで鍛えられた体力を見込まれたのだと笑う。バレーは65歳の現在も現役で、50代の部、60代の部で全国大会へ進む実力者揃いと胸を張ります。
1、一般主婦の 副団長です
続きを読む
1、一般主婦の 副団長です
続きを読む
2014年10月05日
第827回 さっぽろ自由学校「遊」 小泉雅弘さん
様々なテーマについて、学んだり話し合ったり議論したり。誰でも参加できる大人向け市民学習の場として運営し、今年25年目を迎えた。今日のゲストはNPO法人さっぽろ自由学校「遊」の小泉雅弘さんです。北大恵迪寮の寮生だった。立て替え目前のボロボロの寮が新築される際に大反発。理由はそれまでの自治寮体制が変更されると聞いたから。大部屋から個室に変わった小綺麗な恵迪寮に、畳を持ち込んだり管理人を追い出したりして抵抗。おかげで今も恵迪寮は、学生が入寮の選考をするなど自治的精神を貫いている。塾講師をしながら世界先住民族会議に事務局として参加したのが1989年夏。アイヌ民族の人達と札幌・二風谷・釧路を会場に会議を行い、その年に「遊」を立ち上げたと振り返ります。
1、大人向けの市民学習の場
続きを読む
1、大人向けの市民学習の場
続きを読む
2014年09月11日
第803回 ハツキタ商店街 土屋日出男さん
コンビニや大型スーパーが増え、買い物には便利になったかもしれない。しかし地域の方にアンケートを取ると「交流が無くなって淋しい」との声が。今日のゲストはハツキタ商店街理事長の土屋日出男さんです。僕らの時代、豊かさといえば「物」だった。しかしこれからの豊さは「絆」じゃないか。だから商店街も物の販売からサービスの販売に変えていく時期だと思う。昨年、コミュニティー施設「にこぴあ」をオープン。郊外に開設する事の多いデイケアを商店街に作った事で、高齢者が困りごとの相談を持って来やすくなったと好評。商店街でデイケアの運営をしている例は全国初と胸を張ります。
1、担い手は誰なの?
続きを読む
1、担い手は誰なの?
続きを読む
2014年08月04日
第765回 ピアノの語り部 鈴木忠さん
今年も「共和町音頭」が、かかし祭に鳴り響く。今日のゲストは「共和町音頭」を作曲したピアノの語り部、鈴木忠さんです。中学2年で出会ったピアノは一日中弾いていても飽きなかった。「男がピアノなんて」「30になったらちゃんと働け」と言われ続けたが、30になる頃からどんどん忙しくなり、そのうち何も言われなくなった。今はピアノを弾きながらボーカリストを育てたりコンクールの企画等をしている。一方で刑務所へ音楽の喜びを届けるボランティアも。日頃は大きな声を出せない受刑者と大声で歌い、少年少女へは「夢をあきらめないで」と語っている。
1、案山子祭りの共和町音頭
続きを読む
1、案山子祭りの共和町音頭
続きを読む
2014年07月26日
第756回 ふきのとう文庫 高倉嗣昌さん
北大で社会教育を教えていた頃「一見に値する図書館ができた」という評判を聞き学生を連れて訪れた。初代理事長・小林静江さんの素晴らしい理念と弱視の子の為の拡大絵本、ぬくもりのある布絵本に触れ「感銘を受けた」を通り過ぎて「ショックだった」と振り返る。今日のゲストは公益財団法人 ふきのとう文庫 代表理事の高倉嗣昌さんです。それからは毎年教え子を連れて通った。その後、縁あって運営に関わるように。10年前から代表理事も勤める。今年2月に建物の老朽化で移転した。移転先は自分が72年間住んでいる場所。祖父の代から「博士町」と呼ばれる桑園地区だった。
1、感銘を受けたを 通り過ぎてショックだった
続きを読む
1、感銘を受けたを 通り過ぎてショックだった
続きを読む
2014年07月12日
第742回 cafe’きねずみ 森みちこさん
三岸好太郎美術館の中にある静かなカフェ。大きな窓からは知事公館の豊かな緑が一望できる。今日のゲストはcafe’きねずみオーナーの森みちこさんです。都心に近く利便性もよく大きなマンションが建ち並ぶこの地域。しかしこんなに沢山の人が住んでいるのに知り合いが少ないって変だなぁと感じた。そこで地域の情報を集め手書きの文字とイラストで紹介する「ご近所交流かわら版 EEE(イー)」を制作。現在は4000枚発行している。取材の中で聞こえてきた「交流の場が欲しい」との声。いつかコミュニティーカフェをしてみたいと考えている中、cafe'きねずみとの出会いがあります。
1、ご近所交流瓦版「EEE(イー)」
続きを読む
1、ご近所交流瓦版「EEE(イー)」
続きを読む
2014年07月08日
第738回 スポーツショップ古内 古内一枝さん
職人の手によるグローブ修理、ガット張りはいつでも。アスリート向けのインソールはとても快適なので、一般の方、特に高齢者にも試してみて欲しい。今日のゲストは株式会社スポーツショップ古内 代表取締役の古内一枝さんです。店の前には野球やサッカーも楽しめる石山北公園が。父の代の人達が「地域に公園を」と声を上げ、何もない原っぱに誕生した憩いの場だ。生まれ育ったこの地で商売をして35年。地域の問題は地域で解決してきた先人に習い、「買い物が不便」との声で始まった朝市は10年になる。10年前と顔ぶれが変わらないと笑いつつ、地域の絆が強まったと胸を張ります。
1、地域に根差した スポーツ専門店です
続きを読む
1、地域に根差した スポーツ専門店です
続きを読む