札幌人図鑑 › 建築・デザイン
2014年10月16日
第838回 スタジオ・シンフォニカ 畠中秀幸さん
音楽仲間と演奏中、指揮のタクトを振りながら脳卒中で倒れるも奇跡の復活。現在はリハビリをしながら活動を継続している。今日のゲストはスタジオ・シンフォニカの畠中秀幸さんです。倒れる前と後で見える景色も感じ方も変わった。特に建築では前後や高さより横への広がりが気になるように。最近手がけた高齢者施設の建築スタイルを例に、交流しやすく高齢者にも子供にも優しいデザインを紹介。音楽では北海道吹奏楽プロジェクトとして出前授業を行っている。音楽のような建築を、建築のような音楽を。これは以前からずっと追いかけてきたテーマだが、今も大事にしているコンセプトと語ります。
1、ホールは大通り 食堂は広場
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1、ホールは大通り 食堂は広場
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2014年08月15日
第776回 建築家 中山眞琴さん
人気の旅館やホテルから一般住宅まで。大きさよりも面白いもの、和に近いものを提案したい。今日のゲストは株式会社nAナカヤマアーキテクツ代表取締役、建築家の中山眞琴さんです。絵は得意なものの、絵描きや漫画家にはなれないなぁと思っていた中2の頃、漫画に描かれた不思議な家を見て衝撃が走り建築家になる事を決意。多摩美術大学でデザインを学び、大学院卒業後、建築会社へ就職。縁あって札幌へ転職後、33歳で独立。自宅とオフィスを同時に新築した。大きな借金はしたがクライアントに見て頂けて結果的にビジネスに繫がり良かったと振り返ります。
1、大きな物より 面白いもの、和に近いもの
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1、大きな物より 面白いもの、和に近いもの
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2014年08月11日
第772回 株式会社スター・ウェッジ 横田知朗さん
素敵な絵を描く叔父に憧れ将来は建築の仕事と決めていた。大きな窓や吹き抜けの天井。制限があってもその中で夢を形に変えられるのが注文住宅と語る。今日のゲストは株式会社スター・ウェッジ代表取締役の横田知朗さんです。大学を卒業後ゼネコン会社へ。20代の頃から現場監督として建築現場を走り回っていた。世はバブルで忙しく人手が足りない。ヘルメットを被りコンクリートを流したり鉄骨を担いだりする事もあった。絵を描きクライアントに提案するのが仕事だが、現場を知って良かったのは、どうやれば素敵かだけではなく「どうやったら壊れるか」という感覚も身につけられた事と振り返ります。
1、注文住宅で夢を形に
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1、注文住宅で夢を形に
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2014年07月13日
第743回 円山動物園の熱環境デザイナー 札幌市立大学 斉藤雅也さん
2008年、円山動物園「類人猿館」屋外飼育場の大々的な改装を行い、コンクリートの床を土に変え、オランウータンの樹上生活動物としての性質を引き出せる様々な工夫を凝らした。今日のゲストは温度や湿度・明るさなど熱環境が専門の、札幌市立大学デザイン学部・大学院デザイン研究科准教授、斉藤雅也さんです。ジャングルでの暮らしぶりを研究し、サーモグラフィーで熱量を確認、木陰と日向をバランスよく配置した。元気いっぱい動き回るオランウータンを見て、は虫類担当の飼育員が「熱環境を整える事は、変温動物にはもっと大事なんです!」と耳打ちしてきたと笑います。
1、オランウータンの気持ちいい庭
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1、オランウータンの気持ちいい庭
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2014年05月29日
第728回 アウラ建築設計事務所 山下一寛さん
新冠町出身。野球とテニスに明け暮れた高校時代。将来の進路を考えた時、母親が「橋が好き」と言っていたのを思い出し、橋を造る仕事をしようと建築学科へ。ところが入学してから橋を造るのは土木学科だったと知り驚いたと笑います。今日のゲストはアウラ建築設計事務所代表の山下一寛さんです。大学を出て入った設計事務所から大きな建築現場へ出向。海外からそれぞれのエキスパートが集められた大きなプロジェクトだった。意見を戦わせる場面も多く大変な現場だったが、プライベートでも時間を共にし自分の「やる気」を上手に高めてくれた先輩達には今でも感謝していると振り返ります。
1、本当は土木に入るべきだったらしい
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2014年05月20日
第719回 らのべ 一級建築士事務所三木佐藤
いつかお金が貯まったら自宅やオフィスをリノベーションしたい。そんな「いつか」を我慢せず、手作りですぐにやってみよう。「リノベ」の一歩手前を意味する「らのべ」プロジェクトが札幌で発動した。今日のゲストは一級建築士事務所三木佐藤の三木万裕子さんと佐藤圭さんです。札幌出身の妻と大分出身の夫。東京の大学で出会いそれぞれ別の建築事務所に勤務していたが「ちょっと引っ越し感覚で」札幌への移住を決める。二人揃って会社を辞めバックパッカーでヨーロッパの建築物を見て歩き二人でいろんな話をする中、今後やりたい仕事のスタイルがはっきりしたと振り返ります。
1、「りのべ」の一歩手前で「らのべ」です
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1、「りのべ」の一歩手前で「らのべ」です
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2014年02月20日
第630回 REデザイン 飯坂健司さん
椅子をひっくり返してテーブルにしたり、タンスを横に切ってベンチにしたり。テレビチャンピオンリフォーム家具選手権で優勝し、現在はREデザインで店舗設計からプロデュースまで手がける。今日のゲストは株式会社ソプラティコA.D.S代表の飯坂健司さんです。名門野球部のある高校へ推薦入学。しかし足の怪我で野球が出来なくなり、親にも内緒で高校を中退。これから何をして生きていこうか悩む自分を、店舗内装会社が拾ってくれた。雑用から少しづつ仕事を覚える中、現場で沢山出る「ゴミ」を見て何かに利用出来ないか考えるようになります。
1、怪我で野球を諦め 17歳で社会人に
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2014年02月01日
第611回 山下設計 海藤裕司さん
ソチ五輪が始まる。今日のゲストは北海道銀行フォルティウスのホーム、どうぎんカーリングスタジアムを設計された山下設計の海藤裕司さんです。施設が誕生して2年。世界各国の選手と地元選手が交流出来る場所、または地域の方がカーリングのあと気軽に寛げる場所としてカフェを作った。防災機能を持たせつつ、外からカーリングが見られる高さに細長く窓を作った。札幌人にとってまだ馴染みの少ないカーリング場を設計するにあたり、地域の方にどう喜んでもらえるか裏テーマを考えたと語ります。
1、プラスαで勝負する
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1、プラスαで勝負する
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2014年01月23日
第602回 三菱地所株式会社 大鐘稔陽さん
バブルがはじけ、見る見るマンションの値段が下がった。しかしそのタイミングで原宿一等地の物件を手がける事に。今日のゲストは三菱地所株式会社札幌支店支店長の大鐘稔陽さんです。億ションなんか絶対に無理といわれた時代に「どうせ作るなら上等のものを」と高級マンションを建築。当然価格は跳ね上がったがすぐに完売、業界全体の自信を取り戻す一因になれたと振り返ります。単身赴任で札幌へ来て3年。東京では得られなかった広い人脈も出来た。全国的に見て大きな可能性を秘める札幌でも「これだ!」という足跡を残したいと語ります。
1、お手並み拝見のムードの中で
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1、お手並み拝見のムードの中で
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2014年01月13日
第592回 株式会社伊藤塗工部 伊藤龍平さん
公共施設からマンションの大規模修繕、一般住宅までの塗装工事が仕事。建築業界への世間のイメージはそれほど良くないように思うが、いい仕事をする為にも社員が誇りを持って働き充実した人生と思える環境づくりをしていきたいと語ります。今日のゲストは、株式会社伊藤塗工部代表取締役の伊藤龍平さん。青山学院大学卒業後、東京でSEとして勤めていたが、父が癌に倒れ来札。父から仕事の引き継ぎをした亡くなるまでの2年間は、いま思うと自分の人生で一番密度濃い時間だったと振り返ります。
1、札幌ドームから 一般住宅まで
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1、札幌ドームから 一般住宅まで
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