札幌人図鑑 › 音楽人
2024年02月05日
第1943回 ギタリスト / 作曲家 曽山良一さん
箏・尺八・ギターで北海道音楽を目指すグループ「遠TONE音(とおね)」のギタリストとして9枚のCDアルバムを発表。国内・海外でも演奏活動をしており、NewアルバムはAIR Do、JAL国際線の機内プログラムでも紹介され、今年は結成31年になると語ります。今日のゲストはギタリストで作曲家の曽山良一さんです。もともとサッカー少年で実業団を目指していたが、友人と行ったライブがきっかけでギターに目覚める。ギターは独学だったが、高校時代は毎日のように中島公園のYAMAHAへ通った。音楽好きの大人たちと同じ空間に居たかった。その後、バンド活動をしていると東京の事務所から声がかかる。「ロッテ歌のアルバム」が最初の仕事だった。バラードシンガー倉橋ルイ子のバンドリーダーとして全国をまわっていた頃、宇崎竜童さんから和楽器を加える事を提案されたと振り返ります。
遠TONE音(とおね)
遠TONE音(とおね)
2024年01月08日
第1939回 作曲家 景井雅之さん
舞台・映画・アートなど様々なフィールドで、日本の美意識を反映した創作活動を行っている。TOKYO2020オリンピック開会式の音楽制作を担当。TEDxSapporo2023では、音楽制作において大切にしている「美しい音」という視点について熱く語った。今日のゲストは作曲家の景井雅之さんです。子供の頃から繰り返し見る不思議な夢があった。空から星の数ほど魚が降ってくる夢。誰かが「さかな雨だー!逃げろー!」と叫ぶがどうする事も出来ない。自分の頭に大量の魚がぶつかりそうになった瞬間、すべての動きが止まり、音も消えた。自分の夢にはいつも音があったので不安な気持ち。目覚めてもはっきり記憶があり、親に伝える為に絵を描いたと振り返ります。
景井雅之さん オフィシャルサイト
景井雅之さん オフィシャルサイト
2023年06月12日
第1909回 札幌交響楽団 副首席 トランペット奏者 鶴田麻記さん
オーケストラに所属し、道内各地で演奏活動をしている。地元の子供たちに楽器を教える事もあるが、みんな本当に熱心で成長が嬉しい。実は北海道は天才キッズが沢山いる事で世界的に有名。自分も経験、勉強、経験、勉強の毎日だと語ります。今日のゲストは札幌交響楽団副首席トランペット奏者の鶴田麻記さんです。釧路出身。小さい頃から音楽に親しみ、小学5年生の時に金管だけのブラスバンドに所属。色んな楽器を経験し、トランペットを選んだ。中高とも吹奏楽で有名な学校へ進学。音楽漬けの毎日を送った。将来は地元で音楽の先生になろうと思っていたが、尊敬する恩師から東京の芸大受験を薦められ、生活が一変したと振り返ります。
札幌交響楽団
札幌交響楽団
2023年02月27日
第1895回 スタジオリッチョ 塚原義弘さん
札幌地下街の大型ビジョンに映し出される「リアル北海道」他、テレビCMや「マリオパーティー8」「幻想水滸伝5」などのゲーム音楽を制作。大学ではコンピューターミュージックやサウンドデザインを教え、若手育成にも力を入れる。曲作りも好きだが、エンジニアも好きだと語ります。今日のゲストはスタジオリッチョの塚原義弘さんです。中高時代から音楽に親しみ、静岡の大学へ進学、地元釧路でピアノの調律師をしていた。音楽で食っていくのは大変だからと諦めていたけど、頼まれた仕事をやっているうちに曲が作れるようになった。その後、ゲーム制作をする札幌の企業へ就職。独立後はライブも出来るスタジオを立ち上げ、株式会社にして15年が経った。そういえば初めて買ったレコードは、あがたもりおの「赤色エレジー」で、ギターのコードもこの曲で覚えた事をあちこちで話すうち、縁あってCDを2枚作らせてもらったと笑います。
スタジオリッチョ Facebook
スタジオリッチョ Facebook
2022年05月09日
第1853回 ゴスペルディレクター / ゴスペルピアニスト 大山小夜子さん
ゴスペルは、困難な時や痛みを感じる時に希望を与える。そして躍動感や楽しさ、元気を貰える。これほど自分に合う音楽はないと気付いてからは、ライフワークになったと語ります。今日のゲストはゴスペルディレクターでゴスペルピアニストの大山小夜子さんです。高校時代、喉に障害があり歌えない事から音大進学を諦めた。同級生は次々進路が決まるなか、自分の進む道が定まらず悩み、何かを見つけたくて1年間アメリカへ交換留学。ホストファミリーは白人の牧師家庭で、毎週教会へ行き、音楽漬けの日々を送った。自分にとって必要な音楽を発見する時間だったと振り返ります。
大山小夜子さん Web
大山小夜子さん Web
2022年03月28日
第1847回 シンガーソングライター 菊池悦雄さん
2021年10月にアルバム「てのひら」をリリース。生まれ育った上興部は過疎化が進み、仲の良い友達がどんどん去って寂しかった子供の頃の気持ちを歌った曲や、コロナ禍を歌ったプログレっぽい曲などバラエティーに富んだ内容。素晴らしいミュージシャンと一緒に作った自信作なので是非聴いて欲しいと力を込めます。今日のゲストはシンガーソングライターの菊池悦雄さんです。中学時代から音楽をはじめ、社会人になってもライブハウスで歌っていたが、結婚を機に遠ざかっていた。ところが50を過ぎて知り合いのライブを見に行き、一流のミュージシャンと出会い音楽活動を再開。昔はギター一本で歌っていたのだが、実は当時からバンドサウンドに憧れがあった。いま、若い頃と違った音楽との向き合い方が出来て嬉しいと振り返ります。
菊池悦雄さん 公式サイト
菊池悦雄さん 公式サイト
2021年06月21日
第1807回 シンガーソングライター 舜将-SHUNSUKE-さん
今年3月、iTunesのR&B部門でランキング1位に。アルバムタイトルは「Fill in The Blanks」。緊急事態宣言が出された昨年の2月頃、空白を埋めるという想いを込めて制作した。言葉の端々にコロナをイメージ。ただの恋愛ソングにしたくなかったと振り返ります。今日のゲストはシンガーソングライターの舜将-SHUNSUKE-さんです。もっと道民にファンを増やしたい、知ってもらいたいと思い、北海道一周しながらYouTube番組「ブギウギ北海道」を配信。仕事を手伝うことで宿泊や食事の提供を頂きながら、海岸沿いを3000キロまわった。鹿の解体も手伝ったと笑います。
舜将-SHUNSUKE-さん Facebook
舜将-SHUNSUKE-さん Facebook
2020年08月25日
第1734回 家族バンド「かねあいよよか」 / シンガーソングライター 相馬章文さん
ビッグアーティストとの共演やテレビCM、国内外のフェスへ参加など、どんどん活動の場を広げてきた。ところがこの春、公務員を辞めて音楽に集中するという大きな決断をした矢先、コロナの影響でイベントがすべてキャンセルに。途方に暮れたが自宅にスタジオがあるおかげで、時差も気にせず直接海外と仕事が出来るのは大きなメリットだと語ります。今日のゲストは、家族バンド「かねあいよよか」の、よよかちゃんのお父さんで シンガーソングライターの相馬章文さんです。4月からサツドラの公式ファミリーになった。実は「かねあいよよか」のファンは9割が海外の方なので、「超ファミリーチャンネル」を制作し、YouTubeで北海道の食べ物や観光の魅力を世界へ発信している。個人的には「作詞フェス」を過去5回開催。いま音楽はダウンロードして聞く時代になり、歌詞を見ない人が多くなり残念。そんな現状を打破しようと続けており、7月14日に「いとお歌詞集」リリース。いつか北海道を作詞の名産地にと力を込めます。
かねあいよよかチャンネル
超ファミリーチャンネル
かねあいよよかチャンネル
超ファミリーチャンネル
2020年08月17日
第1731回 ピアニスト 外山啓介さん
2018年より札幌大谷大学でピアノを教えている。札幌は素晴らしいホールもオーケストラもあり、クラシックをやるのに恵まれた土地だと思う。コロナ禍でオンライン授業は増えたが、対面で出来ない分、授業計画を綿密に立て何事も前向きにと語ります。今日のゲストはピアニストの外山啓介さんです。札幌北陵高校卒業後、東京芸術大学に入学。
ずっと「自分はピアニストになる」と頑張ってきたのに高校時代の進路相談で先生から「失敗した時のことも考えて」と言われ子供心に傷ついた。しかし大人になると「頑張ってね」と言うほうが簡単だし無責任、自分を思っての言葉を貰ったと思えるように。高校時代は後の師匠となる先生のレッスンを受けるため、月に一度東京へ。ある時、このまま音楽の道へ進んで大丈夫かと不安になりピアノに触れる事も出来なくなった。悩みに悩み破門を覚悟で先生に気持ちを打ち明けると「長い人生、色んな時期があって当然。でもあなたがまた頑張ろうと思うなら私は協力しますよ」と言われ涙が出るほど嬉しかった。高校時代、二人の恩師に大切な言葉を貰ったと振り返ります。
外山啓介さん Web
ずっと「自分はピアニストになる」と頑張ってきたのに高校時代の進路相談で先生から「失敗した時のことも考えて」と言われ子供心に傷ついた。しかし大人になると「頑張ってね」と言うほうが簡単だし無責任、自分を思っての言葉を貰ったと思えるように。高校時代は後の師匠となる先生のレッスンを受けるため、月に一度東京へ。ある時、このまま音楽の道へ進んで大丈夫かと不安になりピアノに触れる事も出来なくなった。悩みに悩み破門を覚悟で先生に気持ちを打ち明けると「長い人生、色んな時期があって当然。でもあなたがまた頑張ろうと思うなら私は協力しますよ」と言われ涙が出るほど嬉しかった。高校時代、二人の恩師に大切な言葉を貰ったと振り返ります。
外山啓介さん Web
2020年06月22日
第1717回 声楽家 / 札幌大谷大学芸術学部音楽学科 准教授 針生美智子さん
新国立劇場『ドン・ジョバンニ』や、オペレッタ『こうもり』『地獄のオルフェ』など多数出演。二期会や松本オペラでの『魔笛』夜の女王も好評を博した。母校へ戻った大きな理由は、当時自分ができなかった事や大学時代に知りたかった事、回り道も多かった事などを学生達に伝えたかったから。教育という現場は欠かせないと力を込めます。今日のゲストは声楽家で札幌大谷大学芸術学部音楽学科准教授の針生美智子さんです。子供の頃は地元小樽の合唱団に所属、オペレッタが大好きだった。中学の時に札幌で日生劇場のオペラを観て、その夢のような世界にワクワクした。大人になり声楽の道へ。日生劇場「セビリアの理髪師」のオーディションを受け合格。通し稽古の時、嵐を表現する演出でブラインドがバタバタ動いた瞬間、「あの時に見た舞台だ!」と子供の頃の記憶が一気に蘇り、涙が止まらなかったと振り返ります。
札幌大谷大学
札幌大谷大学