札幌人図鑑 › スポーツ人
2024年10月28日
第1981回 パラアイスホッケー日本代表選手 森崎天夢さん
スケート靴の代わりにスレッジと呼ばれる専用のそりに乗り、両手にスティックを1本ずつ持ってプレーを行う。「氷上の格闘技」とも言われる激しいスポーツ。世界選手権Aプール日本代表選手として次のパラリンピックでは、宿敵イタリアを下し上位を目指したいと力を込めます。今日のゲストはパラアイスホッケー日本代表選手の森崎天夢さんです。先天性絞扼輪症候群右下肢2分の1以上欠損という障がいを持って生まれた。2歳で初めて義足を付けえ以来、様々なスポーツに親しむ。スノボ、陸上、車いすバスケなど、激しいスポーツが好き。特にアンプティーサッカーとの出会いは大きかった。高校卒業後の進路を考えていた頃、アスノシステム株式会社のスポンサードが決まり、今はプロスポーツ選手としてトレーニングの日々だと語ります。
アスノシステム株式会社 森崎天夢さん
アスノシステム株式会社 森崎天夢さん
2023年09月04日
第1921回 スノーボードアルペン 住永翔吾さん
コロラド州で開催されたノースアメリカンカップで優勝。日本代表として北海道を拠点に世界各地を周っている。男女ペアで出場するワールドカップのチームパラレルでは、憧れのスロバニアの選手と滑ることも出来た。生涯関わっていきたいスポーツに出会えたことは幸せ。夢は「白銀制覇」だと語ります。今日のゲストはスノーボードアルペンの住永翔吾さんです。東京に住んでいた4歳の頃、両親とソリ遊びをしに行った山梨のスキー場でスノーボードと出会う。カッコいい、やってみたいと両親にせがみ、毎週のようにゲレンデへ通った。スクールにも入りメキメキ力を付け、中学の頃テクニカル競技からアルペン競技に切り替えた。理由はテクニカル競技はオリンピック競技じゃない事を知ったから。スノーボードの楽しさを、沢山の人に伝えたかったと力を込めます。
住永翔吾さん オフィシャルサイト
住永翔吾さん オフィシャルサイト
2023年02月13日
第1893回 公務員ハードラー 高橋佑輔さん
昨年6月の全日本選手権で4位、10月の国体110mハードル競技では3位に入賞。13秒47は北海道記録。現在は公務員として仕事を続けながら自主練の日々。時間が少なく特に冬場は練習場所にも苦労しているが、時間が短いからこそ考えることが出来ると力を込めます。今日のゲストは公務員ハードラーの高橋佑輔さんです。札幌東高校陸上部出身。短距離志望だったが、顧問の薦めでハードルへ転向。どんどん成績を上げ、行けて当然と臨んだインターハイで、まさかの予選落ち。放心状態のまま北大受験に向き合おうとしたとき、顧問の先生から「それでいいのか!?」と問われ進路を変更。一般入試で筑波大学へ進学し、全日本の大会で入賞した。陸上は楽しい。自分は高校から始めたけれど、高校でも大学でもタイムが伸びたし「卒業後もまだできる!」と思い、卒業後も続けられる環境を選んだ。仕事との両立は大変だけれど、夢は日の丸を背負う事。大好きなスポーツを続けたいけど就職を期に諦める人は多い。だから働きながらでも、僕みたいに出来るよと伝えていきたいと語ります。
高橋佑輔さん Twitter
高橋佑輔さん Twitter
2023年01月16日
第1889回 山岳ガイド / 山岳スキーヤー 佐々木大輔さん
国際山岳ガイドとして、国内や海外のツアーを企画している。2023年のGWにはグリーンランドへ。海の凍ったイヌイットの村から犬橇で対岸へ渡り、山を登りスキーで降りてくる。シロクマ対策にライフルを持って行くような場所。世界中どこを見ても、そんな体験が出来るのはそこだけ。ツアーは自分が行ってみて楽しかったところに連れて行く感じだと笑います。今日のゲストは山岳ガイドで山岳スキーヤーの佐々木大輔さんです。札幌の中央区でありながらも、ヒグマが歩き回る自然色濃い盤渓の地で育った。小さい頃から自然が大好き。小学生の頃、植村直己の本を読み世界の冒険に憧れた。中学の頃、秀岳荘(アウトドアショップ)でネイチャーガイドのパンフレットを見つけ、沢登りに参加。それをきっかけに、大人に混じってアウトドア体験を重ねた。体にロープを付け、緊張のなか垂直に近い山を登った時の、喜びや達成感は忘れられないと振り返ります。
佐々木大輔さん Web
佐々木大輔さん Web
2023年01月02日
第1887回 元アイスホッケー女子日本代表キャプテン 大澤ちほさん
ソチ、平昌、北京と3大会連続「スマイルジャパン」のキャプテンとして代表チームを牽引。個性豊かな選手たちをまとめたり、コミュニケーションをとっていくのは得意だと思う。他人を知ることで自分を知ることが出来る。他人との違いを知って、自分にしかできない事、自分だからできる事に「変換」する事が大切。キャプテンマークの付いた3枚のユニフォームを持つのは、世界でも自分だけと胸を張ります。今日のゲストは元アイスホッケー女子日本代表キャプテンの大澤ちほさんです。2018年からスウェーデンリーグに参戦。そこは休みの日には家族そろってアイスホッケーの応援に行くのが当たり前のような、街中でホッケーを楽しむ文化があった。羨ましいと同時に懐かしい気持ち。自分が子供の頃、地元の苫小牧もそんな雰囲気だったから。昨年、現役を引退。今はアイスホッケーの普及活動「スマイルプロジェクト」に力を入れている。小学校のスケート授業などで見せると、目をキラキラさせて喜んでくれる。ホッケーが私に教えてくれたことを、みんなに伝えて行きたいと力を込めます。
株式会社MONSTARdesign
株式会社MONSTARdesign
2022年05月23日
第1855回 スノーボーダー / アーティスト 開成中学校2年生 栗林輝さん
2022年度FJTフリーライド・ジュニアツアー、スノーボード14歳以下男子で日本1に。まだ誰も滑っていないバックカントリーを滑り、雪面に残るラインの美しさ、ジャンプの技術などを競う。5メートルの崖を飛び降りる時も、怖いより楽しい。また小4から学んだプログラミングの知識を活かし、NFTでスノーボードのデザインを作成。Cryboardコレクションとして販売していると語ります。今日のゲストはスノーボーダーでアーティストの開成中学校2年生、栗林輝さんです。3歳の頃からスキーを始め、母の影響で小4からスノーボードに転向。フリーライドは雪面でのコース取りから自分で決めて滑るので、芸術性の高い競技だと思う。デザインして、どう見せるか。そういう点はNFTも一緒。自分のデザインを通してフリーライドの魅力を広めたいと力を込めます。
栗林輝さん Wikipedia
Cryboardコレクション
栗林輝さん Wikipedia
Cryboardコレクション
2022年02月21日
第1842回 パフォーマンスコーチ 今野雄斗さん
バーベルやローイング、ピラティス器具などの揃うジム「88 Performance」で、行動・栄養・運動・休養を軸としたパーソナルトレーニングを行っている。ストレングス&コンディショニングを学んだ知識を生かし、筋トレだけではない、脳、呼吸、感覚器にまで視野を広げた指導をしていると語ります。今日のゲストはパフォーマンスコーチの今野雄斗さんです。15歳で極真空手に出会い、高校卒業後は指導者を目指しリュックひとつで上京。極真の本部へ弟子入りした。そこで「生活の為に」と勧められたスポーツジムのトレーナーを両立する中で、筋肉を鍛える魅力を知りトレーナーもいいなと思うように。そんな中、80代の女性が100キロのバーベルを上げる映像を見て衝撃を受ける。スタスタ歩き、笑顔でハイタッチする様子は素晴らしく、「自分がやりたいのはこれだ!」と思ったと振り返ります。
88performance
88performance
2021年03月08日
第1787回 北海道馬術連盟理事長 松下敏昭さん
ハードルを跳び越す「障害馬術」。決められたスペースで決められた速度で、決められた図形を描き完成度を競う「馬場馬術」。障害物のある野外を3~4キロ騎乗する「総合馬術」。現在オリンピックで採用されているこれらの競技、3つとも北海道の選手が出場するのが夢と語ります。今日のゲストは北海道馬術連盟理事長の松下敏昭さんです。道南出身。子供の頃から馬が大好き。馬を飼っている友人宅に行っては馬に乗らせてもらっていた。中学の時、高倉健さん主演の「網走番外地」のロケがあり見に行くと、大原麗子さんの馬が逃げてしまい捕まえてくるよう頼まれた。ふた山超えてやっと見つけ、馬に乗って帰ってきたら「馬に乗れるんだね」と声を掛けられ、明日も来てと頼まれた。行ってみると馬に乗って遠くを走るエキストラとして出演することに。その後も馬に乗れたおかげで、数々の北海道ロケの映画に出演したと笑います。
北海道乗馬連盟
北海道乗馬連盟
2020年10月26日
第1751回 サフィルヴァ北海道 監督 上杉徹さん
今年7月から監督として札幌へ。選手は小学校の教師や福祉関係など、それぞれの仕事をしてから夜集まって練習をしている。仕事との両立は大変だろうに、みんなバレーが好きなんだなぁと思う。今シーズンから2部に昇格したので「是非応援をよろしく!」と力を込めます。今日のゲストは札幌のプロバレーチーム、サフィルヴァ北海道監督の上杉徹さんです。学生時代からずっとバレーをやってきたが、30を目前にとことんやるならこれが最後とデンマークのプロチームへ。その際お世話になった男性が北海道栗山出身。ノルウェーの高校生を指導していたが、その指導方法がとてもユニークで、一番影響を受けたと振り返ります。
今季ホームゲームは
11月28日29日、1月23日24日、2月20日21日
北ガスアリーナにて
サフィルヴァ北海道
今季ホームゲームは
11月28日29日、1月23日24日、2月20日21日
北ガスアリーナにて
サフィルヴァ北海道
2019年12月03日
第1672回 道庁職員でオリンピックを目指す車いすアスリート 戸田雄也さん
綺麗に下ろして、しっかり止めて、綺麗に上げる。パラパワーリフティングは、上げる筋力、爆発力はもちろん、24項目にもわたる繊細な判定をクリアして初めて採点される競技。4年間努力を積み重ねた結果は、たった3秒で決まってしまうと語ります。今日のゲストは道庁職員でオリンピックを目指す車いすアスリートの戸田雄也さんです。大手銀行に勤務し27歳で結婚。新婚旅行でハワイへ行きサーフィンをしていたら、急に腰が痛くなりそのまま歩けなくなった。検査を重ねると脊髄に影が見つかる。外傷など思い当たる事が何もないため納得がいかず沢山の病院で診てもらったが、治療方法がないのでリハビリをと言われてしまう。ところが一人の先生から「医学は日々進化している。慌てずその時までに必要な体力をつけて」と励まされ、それなら今できる事を楽しもうと思ったと振り返ります。
戸田雄也さん Facebook
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