札幌人図鑑 › 医師
2024年01月15日
第1940回 緑稜会みどりクリニック新道東 院長 小野江和之さん
病院へ通うのが大変な人の為に訪問診療をしている。介護保険や公的な仕組みを使えば、高齢者でも家に居る時間を増やしてあげられる。ケアをする家族が大変じゃないように、「元気~?」といって顔を見に行くのも大切な仕事だと語ります。今日のゲストは緑稜会みどりクリニック新道東院長の小野江和之さんです。代々続く医者一家に生まれ自然と医学の道へ。医者となり愛知県の病院で勤務した頃、業界を揺るがすような医療訴訟が度々起きた。これからは医者も法律の知識があったほうがいい。そう考えてロースクールに通う事を決意。しかし勉強が大変な上、すでに結婚して子供もいたためバイトも必須。外務省の仕事として家族を連れ、発展途上国で勤務した事もあると振り返ります。
緑稜会みどりクリニック新道東
緑稜会みどりクリニック新道東
2023年10月30日
第1929回 福住整形外科クリニック院長 亀田和利さん
得意なのは変形性膝関節症で、人工関節の手術は1000例を超える。今は手術が必要になる前の予防的な再生医療やリハビリにも力を入れている。ずっと元気な膝で、100歳まで自分の足で歩けるようにと力を込めます。今日のゲストは福住整形外科クリニック院長の亀田和利さんです。子供の頃、文脈を読み取ること事が極端に苦手で勉強に苦労したが、家業の八百屋をよく手伝ったせいか数学だけは得意だった。その後、相性の良い先生との出会いがあり他の教科もぐんぐん成績が上がり、北大理学部へ進学した。ある時、医学部を目指し浪人中の同級生から「数学だけ教えて」と家庭教師を頼まれた。教えながら、「あれ?…自分も医学部を目指せるのでは?」と気付いたと振り返ります。
福住整形外科クリニック
福住整形外科クリニック
2022年09月05日
第1870回 医療法人新札幌駅歯科 院長 栗原峻平さん
いつも楽しそうに仕事をする父の背中を見て同じ道へ進んだ。父も兄も歯科医で医院も近いので、連携した治療が出来るのも強みだと思う。忙しい毎日で子どもと過ごす時間は出勤前の朝の数時間だけだが、仕事が楽しく充実している。歯医者は自分の天職だと思うと語ります。今日のゲストは医療法人新札幌駅歯科院長の栗原峻平さんです。大学を出て歯科医になると、父の息子として接する為か皆が優しくしてくれた。しかし恵まれた環境ではいけないと感じ、あえて厳しい事で有名な横浜の医院で勤める事に。最新の設備で優秀な先輩と技術を磨く毎日。特に厳しかった院長からは歯科医としての心構えや考え方、そして経営のノウハウをしっかり学んだ。地元札幌で開業が決まると、自分の顔のアップの看板を街のあちこちに。実はこれも横浜の院長の受け売りだと笑います。
医療法人新札幌駅歯科
医療法人新札幌駅歯科
2022年07月04日
第1861回 社会医療法人柏葉会理事長 / 柏葉脳神経外科病院院長 寺坂俊介さん
農家と連携してお米や野菜を調達、栄養価も高く美味しい食事を200円で食べられる社内食堂が自慢。医療現場は患者の為の「職員ファースト」であるべきだと思う。経済的にも精神的にも満たされていないと、人に優しく出来ないと思うから。2024年、病院は南平岸に新築移転予定。これまでになかった様々な取り組みにチャレンジしていくと語ります。今日のゲストは社会医療法人柏葉会理事長で、柏葉脳神経外科病院院長の寺坂俊介さんです。大好きなラグビーができると先輩に誘われ、脳神経外科医に。米国留学を経て北大病院で勤務。しかし現場以外の仕事がどんどん増えてき、外科医として手術を提供し続けたいという思いから、2018年に柏葉脳神経外科病院に赴任。理事長・院長を務めながら現場に立ち続けたいと力を込めます。
社会医療法人 柏葉会 柏葉脳神経外科病院
社会医療法人 柏葉会 柏葉脳神経外科病院
2021年11月08日
第1827回 日本医療大学 総長 島本和明さん
今年の4月に東月寒へ移転し、2つあった校舎は1つに。アクセスも便利になり、850人入る食堂やフィットネスクラブなど施設も充実。何より大学病院が併設され、医療を学ぶ最高の環境が整ったと力を込めます。今日のゲストは日本医療大学総長の島本和明さんです。父は代議士だった。父をとても尊敬していたが、政治家の家族は大変だったので、子供の頃から政治家にはなるまい、医者か弁護士になろうと思っていた。大学時代は6年間、小樽から札医大へ片道2時間かけて通学。札幌市内の実家から通う同級生が羨ましくもあったが、小樽からの汽車の中で小1時間勉強する時間を得られた事はとても良かったと振り返ります。
日本医療大学
日本医療大学
2021年07月26日
第1812回 札幌円山整形外科病院 医師 黒田未来さん
スポーツドクターとして、東京オリンピックの会場でケアにあたる。選手だけではなく、お客さんやボランティアスタッフへの対応も大切。肌を見せてはいけない、食べられないものがあるなど、様々な国への配慮が必要。その上、東京オリンピックは熱中症との闘いになる。症状はコロナと似ている為、細心の注意が必要だと力を込めます。今日のゲストは札幌円山整形外科病院医師の黒田未来さんです。父が指導者だったので小学生からバレーをしていた。高校時代は気象に興味を持ち専門家を目指したが、実業団に進んだ友人が怪我をしてバレーができなくなったと聞き、そういう人の役に立ちたいとスポーツドクターの道へ。一度治ったスポーツ選手が、また怪我をして戻ってくると本当に残念。自分も選手だったので、体のどこをどう使えば怪我をせずに済むかがわかる。今後はそんな、怪我を未然に防ぐ指導にも力を入れていきたいと語ります。
札幌円山整形外科病院
札幌円山整形外科病院
2020年11月17日
第1758回 絵本作家 山崎慎太郎さん
4プラの自由市場で絵本を3作品展示。タイトルは「ルバーブルバーブ」。登場人物の目元などはあまり書きこまないことで、年齢や性別などイメージが固まらないよう、誰が見ても自分を投影できるように工夫している。奔放な物語が多いけど、そこが書いていて楽しいところだと語ります。今日のゲストは絵本作家の山崎慎太郎さんです。北大医学部大学院では脳腫瘍を研究していた。絵を描くのが好きという事もあるけれど、病院で色んな人の人生に触れる中で受けたインスピレーションを、絵本でシェアできるところはモチベーションになっている。脳外科医だから手先が器用そうと言われるが、実は縫物や刺繍も得意。大学の先輩・青木君のそっくり人形を作り、旅をした事もあると笑います。
山崎慎太郎さん Facebook
山崎慎太郎さん Facebook
2020年10月06日
第1746回 勤医協札幌病院 産婦人科副院長 長島香さん
産婦人科外来では性暴力を受けた人の診療もしている。コロナ禍で望まぬ妊娠での来院が増えた。同意がない性的接触は性暴力であるという認識をしっかり持ってほしい。医療ソーシャルワーカーがおり、必要なら生活保護の手続きをしたり、勤医協だけで使える無料、低額診療制度も利用できるので、お金の心配はせず、まずは受診して欲しいと語ります。今日のゲストは勤医協札幌病院産婦人科副院長の長島香さんです。小さい頃から男女差別ということに反感を感じていた。生涯働ける仕事、差別を受けない仕事と考え外科医になったが、結婚して子供ができると子育てとの両立に困難を感じ、手術のある産婦人科医になった。実は私にとって近寄りたくない科目だったが、いまでは天職かと思えるほど気に入って働いていると笑います。。
勤医協札幌病院産婦人科
勤医協札幌病院産婦人科
2019年02月04日
第1550回 北海道医療大学 歯学部教授 安彦善裕さん
歯学部を卒業後、歯医者にはならず病理学の道へ。ブリティッシュコロンビア大学へ手書きで手紙を出して自ら交渉、給料を貰いながら2年8ヶ月研究をさせてもらった。専門は試験管ばかり覗くような影の仕事。「ほら、フラジャイルというドラマで長瀬がやってたやつ」だと笑います。今日のゲストは北海道医療大学歯学部教授の安彦善裕さんです。診察の結果、どこも悪くないのに口の渇きや痛みを訴える患者がいる。その後、心療内科や臨床心理を受診し痛みが治まるケースが多いと聞き、もっと勉強が必要だとわかった。そこで勤めながら武蔵野大学で心理学を学ぶ事に。通信で5年かかって卒業したが楽しかったと振り返ります。大好きなクラフトビールのお話も。
北海道医療大学
北海道医療大学
2018年10月02日
第1503回 日本メンズヘルス医学会名誉理事長 熊本悦明さん
40~50代の男性は、仕事で隙を見せたくない為に体調不良を我慢しがち。ストレスから鬱になる人も多いが、この時、薬を服用するより男性ホルモンを調べて欲しい。少なくなった分を補充することで元気になると語ります。今日のゲストは日本メンズヘルス医学会名誉理事長の熊本悦明さんです。男性ホルモンの少ない人は男性更年期になると言うと40年前は怒られたが、いまではよく知られる様になった。たんぱく質の歪みがきつくなる75歳までのケアが大事。自分は89歳だが元気に仕事を続けている。エンジンオイルを足せば、ハイウェイも走れるよと笑います。
日本メンズヘルス医学会
日本メンズヘルス医学会