札幌人図鑑 › 落語
2019年12月23日
第1677回 噺家 三遊亭金八さん
自分は船が好きだから、豪華客船での仕事もしている。耳の肥えたアッパークラスのお客様なので、毒のある演目や下品な演目は避ける。たまに男性のお客さんから「ちょっと色っぽいのやって」と言われるけれど、真に受けちゃダメ。悲惨な状況が待っていると笑います。今日のゲストは噺家の三遊亭金八さんです。北方領土・島民2世として根室で育った。子供の頃から笑い好きだったが、バラエティーより笑点が好きだったのはライブ感が良かったのだと思う。高校卒業後に勤めたガソリンスタンドは「油を売って」1年でクビに。その後、縁あって古今亭志ん朝師匠に弟子入りした。寄席の他に「かっぽれ」を踊るのが自分のスタイル。芸を2つやるってなかなか大変でジレンマもあるけど、お客様が喜んでくれるので両方やりたいと語ります。
三遊亭金八さん プロフィール
三遊亭金八さん プロフィール
2019年08月21日
第1636回 ときどき落語家 月の輪熊八さん
高校教師を定年し、現在は北海道高等学校長協会事務局ほか、大学や専門学校で非常勤講師をしている。一方、ときどき飲食店で開催される寄席や町内会などからお声がかかり月に5〜6回高座に上がっている。懇親会でお客さんに小話など教えると、やたら盛り上がると笑います。今日のゲストはときどき落語家の月の輪熊八さんです。大学進学のため静岡へ。土地勘がなく心細いなか、下宿の隣の学生に誘われ連れて行かれたのが落研だった。最初に着物を作らなくてはいけなくて両親に泣きつくと、高校時代からは想像がつかないと驚愕されながらも買ってくれた。そこからは夢のような学生時代。老人ホームを慰問したり学内のイベントで司会をしたり。卒業して高校教師になってからもその楽しさが忘れられず、学内に落研を作り生徒たちに落語を教えた。思えば落語がなかったら、大人しかった自分は教師になっていなかったかもと振り返ります。
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2018年09月05日
第1495回 落語家 橘家富蔵さん
怪我をして野球部を辞めた大学1年の時、落語研究会ができることになり面白そうだと入ったのがきっかけ。思えば子供の頃から、台本書いてコントをやるほど笑いが好きだった。大学2年の頃には、これで一生飯が食えたらと考えるように。学生時代は何となく落語より小話ばかり覚えた。案の定、入門した時に師匠から言われたのは「覚えたものは全部捨てろ」。素人で覚えたものは全部アカだったと笑います。今日のゲストは落語家の橘家富蔵さんです。噺家の鬼門は54歳といわれる。この歳で亡くなった名人が多いため。だから自分も53歳の時、1年かけて全身調べたが悪いところはなく、心が解き放たれた感じ。現在62歳。力を入れすぎず自分が高座を楽しんでいる。新作が出来たらカミさんにモニターをしてもらうのが恒例。いまが一番楽しいと語ります。
橘家富蔵師匠 プロフィール
橘家富蔵師匠 プロフィール
2017年05月09日
第1299回 落語家 桂三段さん
市内10区で「カフェ落語」を開催。古典と新作をやり、交流会ではどじょうすくいも。実は「よしもと住みます芸人」企画で、島根県に4年間滞在するうち(名前は3段なんだけど)どじょうすくいの2段を取った。いずれは北海道支部をつくりたいと笑います。今日のゲストは落語家の桂三段さんです。幼馴染で大の仲良しの誘いで漫才をしようと上京。ところがその幼馴染があっさり進路変更。親の反対を押し切ってきたので後には引けないと漫談や落語を見て回る日々。ある日、6代桂文枝さん(いらっしゃーい♪の三枝さん)の落語を聞き衝撃が走る。「この人だ!」と思い札幌の独演会へ。最後のサイン会が終わるのを見計らい「弟子にしてください!」と直談判。驚く師匠に、握りしめてぐしゃぐしゃになった履歴書を手渡したと振り返ります。
*どじょうすくい映像もあるよ!見てね〜♪
桂三段さん Facebook
*どじょうすくい映像もあるよ!見てね〜♪
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2014年10月18日
第840回 素人噺家 藤花亭梅殊さん
10月24日に行われる狸寄席昼の部、素人寄席の取りをつとめる。「待ってました!」よりも「かわいい!」「面白い!」の掛声が嬉しいと笑います。今日のゲストは札幌落語界のアイドル、素人噺家の藤花亭梅殊(とうかていうめしゅ)さんです。藤女子大入学後、北大落研に入って以来落語漬けの毎日。地域のお祭りや福祉施設はもちろん、道内・道外の寄席にも積極的に参加。文枝師匠や志の輔師匠が審査をする全国落語選手権で2度の決勝進出を果たした。卒業後は社会福祉士としてアートセンターあいのさとに勤務。アートマネージャーの仕事をする為、学芸員の資格も取った。一日の仕事を終えた後、職場の2階で落語の稽古、帰宅後レポートという生活を1年頑張ったと振り返ります。
1、妄想漫才してました
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1、妄想漫才してました
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2014年08月13日
第774回 噺家 春風亭柏枝さん
札幌出身の落語家である春風亭べん橋の八代目春風亭柏枝襲名と真打ち昇進を祝い、ゆかりのある噺家が一同に揃い、ちえりあ寄席で口上を述べる。今日のゲストは噺家の春風亭柏枝さんです。中学・高校と野球部だった。高校の部活帰りにテニスコートの隣でふと「自分は将来は芸人になる」と悟る。しかし大学時代に大好きだった先輩が事故で亡くなり「人はどうせ死ぬんだから、好きなように生きてやる」と上京しフリーターに。そんなある日、浅草で春風亭柳橋師匠の落語を見て一目惚れ。26歳でこの世界に入った。敬語も使えず変わり者だった自分。フリーターの頃は仕事を辞める事を何とも思わなかったが、いまは毎日続けるというのが命綱だと語ります。
1、真打ち昇進披露をします
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1、真打ち昇進披露をします
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2014年07月02日
第732回 しらぎく亭 舟見恭子さん
札幌近郊の落語会情報を発信するサイト「しらぎく亭」。半年先までの落語情報が細かく更新されると、落語ファンの注目を集めている。今日のゲストは「しらぎく亭」をたった一人で更新している、株式会社チーム2・3、コピーライター/企画・編集の舟見恭子さんです。同業の夫と仕事帰りに立ち寄った近所の居酒屋。そこで行われた寄席が面白く夫婦でハマった。寄席好きの常連客と寄席を肴に呑むうちに、寄席情報をまとめた「ぴあ」みたいのがあればいいねと盛り上がったのが立ち上げのきっかけ。「しらぎく」は初めて見た「ちりとてちん」という演目で出てくる生酒の名前と笑います。
1、行きつけの居酒屋で
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2014年04月13日
第682回 素人噺家 綴家段落さん
4月26日の「狸寄席」では昼の部に出演。本業は小学校の先生で、現在は豊園小学校4年生の担任。子供達にも親御さんにも「落語先生」と親しまれている。今日のゲストは素人噺家の綴家段落さんです。学生の頃からブラスバンドに打ち込み、学校のブラスバンド部も全国大会へ導いたが、振り返ると音楽は自分にとって辛い苦しい事も多かった。その点、50になって始めた落語は楽しいばかりで辛さや苦しさは何もない。よほど好きだし合っているんだろうと思う。小学生の頃、お楽しみ会でコントをした時の話や、どもりを治したくて落語家になろうと家出したエピソードも。
1、50歳から始めたメリット
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1、50歳から始めたメリット
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2013年08月27日
第453回 噺家 柳家三之助さん
寄席のちらしに書いていた決まり文句を、「日本一用もないのに札幌に来る噺家」から「日本一札幌に用が多い噺家」に改めた。今日のゲストは、噺家の柳家三之助さんです。まだ二つ目で暇な時間があった頃、友人に勧められて見た「水曜どうでしょう」のDVD。面白くてすっかりハマり、ファンが高じて用もないのに札幌へ通いだす。知り合いが増え、「せっかく来たんだから、一席やってよ」と声をかけられるようになり、気付くとちょくちょく寄席で呼ばれるようになります。
*狸寄席 2013年10月27日 札幌プラザ2・5
1、経済学部の学生でした
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*狸寄席 2013年10月27日 札幌プラザ2・5
1、経済学部の学生でした
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2013年08月21日
第447回 狸小路に常設演芸場を作る会 住出尊史さん
札幌旭丘高校出身の噺家、六代目春風亭柳朝さん。札幌出身の噺家は珍しいし、ぜひ札幌でも定期的に独演会を開催しようと同期生が集まった。今日のゲストは、狸小路に常設演芸場を作る会(狸寄席の会)ボランティアスタッフの住出尊史さんです。もともと音楽をやっていたので、イベントの企画や運営には慣れていた。同級生の独演会を同級生と企画する中、「狸小路に常設演芸場を!」と活動している仲間達と出会います。
1、柳朝の落語を札幌で
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