札幌人図鑑 › いきいき高齢者
2019年05月08日
第1591回 弓道範士9段 /もうすぐ 101歳 野呂健吉さん
6月10日に101歳となる現在も、火曜と金曜には弓の練習を欠かさない。月曜と木曜にはデイサービスのトレーニングルームで体を鍛え、お風呂に入ってくる。通所者との食事やおしゃべりも楽しいと笑います。今日のゲストは弓道範士9段の野呂健吉さんです。兄の影響で始めた弓道。何度も優勝したけれど、カップや賞状は空襲で全部焼けてしまった。戦中は満州へ。火の玉をくぐって来たが九死に一生を得る。戦後は夢中で働き、43歳から弓を再開。指導や大会出場の為、海外は何度も行った。昭和23年には勲六等瑞宝章。大正、昭和、平成、令和を生きる事になったが、令和の「令」の字は弓道にも通じる清々しい文字。きっと良い世の中になるよと語ります。
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2019年02月12日
第1554回 札幌人図鑑史上最高齢更新!社交ダンス愛好家 秋山寿美さん(95歳)
ブルーのドレスにハイヒール。心配する家族には「今年で最後よ」と言いつつも、昨年も発表会でメドレーを踊りきった。ダンスのレッスンは週に3回。コーラスもゴルフも大好き。さすがに車の運転はしなくなったけど、ゴルフに行くとカートの運転ができるから楽しいと笑います。今日のゲストは札幌人図鑑史上最高齢更新!社交ダンス愛好家の秋山寿美さん、95歳です。大正12年生まれ。夫が海軍兵学校の教官だったので、広島の原爆は江田島で見た。終戦後、故郷の札幌へ帰る。ダンスを教わったのは豊平館のご子息。自宅へ招き夕食後に事務室を片付け、家族みんなでダンスを練習したのが良い思い出だと振り返ります。
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2018年10月02日
第1503回 日本メンズヘルス医学会名誉理事長 熊本悦明さん
40~50代の男性は、仕事で隙を見せたくない為に体調不良を我慢しがち。ストレスから鬱になる人も多いが、この時、薬を服用するより男性ホルモンを調べて欲しい。少なくなった分を補充することで元気になると語ります。今日のゲストは日本メンズヘルス医学会名誉理事長の熊本悦明さんです。男性ホルモンの少ない人は男性更年期になると言うと40年前は怒られたが、いまではよく知られる様になった。たんぱく質の歪みがきつくなる75歳までのケアが大事。自分は89歳だが元気に仕事を続けている。エンジンオイルを足せば、ハイウェイも走れるよと笑います。
日本メンズヘルス医学会
日本メンズヘルス医学会
2018年04月10日
第1434回 87歳のウクレレ弾き 前川邦哉さん
マイクスタンドからアンプまで一式背負って、高齢者施設を慰問している。大好きなウクレレを弾きながら得意の歌を歌うと、みんな喜んで一緒に歌ってくれる。レパートリーは334曲。夏までに100カ所の慰問が目標だと笑います。今日のゲストは87歳のウクレレ弾き、前川邦哉さんです。8年前、妻が突然事故で他界。落ち込んで落ち込んで、立ち直れずにいる姿を見かねて、息子が「ウクレレでも始めてみたら?」と薦めてくれた。若い頃、ハワイアンの灰田勝彦に憧れて自己流で楽しんでいたウクレレ。一念発起でYAMAHAに通い徐々にレパートリーが増えた今、このまま死んでたまるかと思う。「ウクレレと歌の出前サービス」を人生最後の生きがいにしたいと語ります。
*お問い合わせは 札幌人図鑑まで*
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2015年02月19日
第964回 第1回さっぽろ雪祭りで雪像を作った 平賀暉徠さん
66年前、冬期間家に籠りがちな市民の為に、外に出たくなるような雪祭りをしようと札幌市が提案。しかし賛同する企業が少なく市内の高校美術部に声がかかった。今日のゲストは第1回さっぽろ雪祭りで雪像を作った平賀暉徠さん、81歳です。北海高校美術部1年から雪像作りに参加。他校のみんなとスクラムを組んで雪を踏みならし、会場づくりから作業を始めた。ゴム手袋も無い中、水で湿らせた雪を軍手で扱うと手が凍え、焚き火で温めながらの制作。火にくべるザッパ木の差し入れが何より嬉しかった。第3回の時、ラジオ放送劇を聞いて雪像を制作する企画が。男性を抱きかかえる女性の像を作ると、刺激的だと新聞に非難され後で市から謝られたと笑う。賑わいの一つにスクエアダンスも。女学生と手をつなげると盛り上がったが、自分は雪像の見張り番で参加出来なかったと振り返ります。
*協力:さっぽろ雪まつり実行委員会 公文書館
1、冬にこもりがちな市民にお祭りを
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*協力:さっぽろ雪まつり実行委員会 公文書館
1、冬にこもりがちな市民にお祭りを
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2014年10月26日
第848回 もとタクシードライバー 下川原正次さん
タクシードライバー歴45年で、惜しまれつつ引退。全道に1600人いる個人タクシー運転手の中で、85歳はもちろん最高齢。今日のゲストはもとタクシードライバーの下川原正次さんです。お国のため親孝行のためと17歳で海軍志願。厳しい訓練の毎日でいつもお腹をすかせていた。そんな中、食料運搬の係をしてた友達がポケットいっぱいに食料を持ち帰るのを見て、生きて帰ったら運転手になろうと決めたと語る。終戦後、運転免許取得。市バスの運転手を経て、縁あって個人タクシーの営業を始める。ホテル専属のドライバーとして、有名人も数多く乗せた。ロッキード事件の小佐野賢治さんに町の食堂を紹介したり、小説家の松本清張さんを余市のストーンサークルへ案内したエピソードも。
1、生きて帰ったら運転手になろう
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1、生きて帰ったら運転手になろう
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