第914回 花作家 森直子さん

福津京子

2014年12月31日 12:13

今月13日に「くらしの花レシピ」を発表。椿の花を冷凍して雪に生けたり、一輪挿しの花留めを切り落とした茎で仕掛けたり。切り花と庭の花を四季折々身近な材料で楽しむ方法を紹介している。今日のゲストはHaruフラワーデザインスタジオ代表、花作家の森直子さんです。自宅のすぐ目の前が豊平川だった。自営業で両親とも忙しかった為、寂しいときはいつも河川敷へ遊びに行った。春夏秋冬はもちろん朝昼晩でも草花の様子や川の匂いが変わるのを感じ、いくら行っても飽きることなく癒された。思えば花に導かれた人生と振り返る。2003年から「花育」活動を始め、全国で普及や人材育成を行っていると語ります。

1、誰にでも一輪でも
2、花に導かれた人生


3、日本で初めて「花育」を始めた


Haruフラワーデザインスタジオ



花作家
花育家  
 
13歳で華道と出会い、証券会社勤務を経て、
25歳で華道教室を開く。子育てのため6年間の活動休止後、
1999年 「Haruフラワーデザインスタジオ」を設立。
華道とフラワーデザインの教室主宰の傍ら、
花のオーダー作品を受注・販売。

2002年 舞台ディスプレイを始める
2003年 子どもたち、福祉施設で花育を始める。
2005年 「いのちとこころの花育®」を確立。
2006年 音楽家との共演による「即興花パフォーマンス」を始める。
  同年 花育会を発足。
2008年 花育普及の人材育成を始める。
2009年 フラワーデコレーター協会「優秀主宰者賞」受賞。
2010年 花で自分を内観する「フラワーメソッド®(芸術療法)」考案。
2013年 華道家元池坊研修学院「橘賞」受賞、 退会。

現在、イベント、オーダー作品などの制作を手掛けるとともに、
花のある暮らしを提案するワークショップ、
教育施設、行政機関での研修や講演など、
新しい花の分野に積極的に取り組んでいる。

オリジナル作品の特徴は、「生命輝く花」。
木草花それぞれが持つ個性の輝きを何より大切にし、
見る人の心に響き、その生命に輝きをもたらす作品をつくります。


花育実践回数 210回3303名(2014年10月31日現在)

著書
「KIRIBANA-北海道の大地と切り花の生命」 エイチエス刊 
「北海道 くらしの花レシピ」北海道新聞社刊

寄稿  
「花と暮らそう」北海道新聞社 花新聞ほっかいどう連載
「花のいのち人のこころ」 ザ・フナイ 2014年8月号
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