第1079回 「輝さん共に生きて」著者 永田幸恵さん
夫が60を目前に突然倒れた。会社から電話がきて病院へ急いだが、雪まつり期間中な上にものすごい吹雪。タクシーが遅々として進まず時間が途方もなく長く感じたと振り返る。今日のゲストは「輝さん共に生きて」著者の永田幸恵さんです。バスに乗って病院へ通う日々が始まった。一息つける帰りのバスの中、ある時はホッとしながら、またある時は涙を流しながら自分の気持ちを手帳に綴った。言葉を失うことは本人が一番辛いこと。リハビリをしてもすぐに話せるわけではない。でも、一言発する言葉から意味を探り、夫婦の阿吽の呼吸で辛抱強くキャッチボール。今では左手で文字を書けるまでになった。無我夢中だったけど決して諦めず、希望を持って奇跡を信じて良かったと思う。これからも1日1日を大切に、輝さんと共に生きていきたいと語ります。
輝さん共に生きて
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