札幌人図鑑 › 作家
2023年10月02日
第1925回 作家 伊藤美樹さん
気がつくと狢(むじな)は薄闇の中を歩いていた。辿り着いたのは愛の部屋「カトマンザ」。そこは部屋といえども屋上や森を有する日常とは異なる仕組みを持った不可思議な空間だった。これは記憶の奥に隠された愛を探す、再生の物語。今日のゲストは作家の伊藤美樹さんです。今年7月「モータル」を出版した。創作の原点は幼少期の記憶。辛い事や悲しい事があるたびに細かいチリのようなものが脳内をグルグル回る。大人になってからそのグルグルをどうしても吐き出したい衝動にかられ、家族に「時間をちょうだい」「とにかく黙って見てて」と宣言。宇宙にちょうど一つの星が生まれるような感じで、一気に書き上げたと振り返ります。
幻冬舎サイト 「カトマンザ」
幻冬舎サイト 「カトマンザ」
2016年02月09日
第1057回 作家 澤井美穂さん
憧れの詩人・長田弘さんが審査員と聞き「自分の作品を読んでもらうことで自分を知ってほしい」という一心で一気に書き上げた。だから本が出たことも嬉しいけれど、そこに挟まれた「選者のことば」は宝物だと語る。今日のゲストは「赤いペン」で2015年第16回ちゅうでん児童文学賞で大賞を受賞した、高校教員で作家の澤井美穂さんです。主人公の女子中学生は周りの人に助けられ応援されながら「旅する赤いペン」の噂を物怖じしながらも追いかけていく成長物語。「物怖じちゃんの気持ちはよくわかる。だって、私もそうだったから…」と笑います。
澤井美穂著 赤いペン
澤井美穂著 赤いペン
2015年12月18日
第1030回 ノンフィクション作家 佐々木信恵さん
STVラジオで放送されている「ほっかいどう100年物語」。スタート時から放送作家として道内をくまなく取材、人間ドラマを綴り続けた。あるとき地元出版社から番組を本にまとめようと提案があり書籍化。シリーズで10冊にもなったと語る。今日のゲストはノンフィクション作家の佐々木信恵さんです。石川啄木が新聞記者として滞在した釧路。その間わずか2ヶ月でありながら「小奴」という芸者と恋仲になったのは有名だが、地元を取材する中でもう一人の女性の存在を知る。啄木と出会った事でその後の運命が大きく翻弄させられた二人の女。その話を女性目線でまとめた「啄木を愛した女たち」を発表。北海道ノンフィクション大賞を受賞します。
ほっかいどう100年物語
啄木を愛した女たち
佐々木信恵さん
青森県出身。STVラジオの番組スタッフとして入社し、2000年から同局のラジオ番組「ほっかいどう百年物語」の執筆・構成を担当。現在はフリーライターとして、テレビや雑誌、新聞記事の執筆など幅広く活動している。
ほっかいどう100年物語
啄木を愛した女たち
佐々木信恵さん
青森県出身。STVラジオの番組スタッフとして入社し、2000年から同局のラジオ番組「ほっかいどう百年物語」の執筆・構成を担当。現在はフリーライターとして、テレビや雑誌、新聞記事の執筆など幅広く活動している。
2013年04月01日
第336回 筆物書 金澤弘毅さん
3才の頃父が戦死、父の記憶はほとんどない。しかし大きくなってから父の旧友に「おまえのおやじは歴史好きだった」と聞かされ、やはりこれは遺伝なのかなと感じ入ります。今日のゲストは筆物書(かきものかき)の金澤弘毅さんです。子供の頃から歴史が大好き。本の中では歴史上の人物が生き生きと動き回り、魅力的で夢中になって読んだ。大人になっても歴史熱は冷めず。様々な書物を読むうち、歴史の解釈は1つではないと感じペンを取ります。
*異説古代史疑 平成私本書紀 / 2013年2月
1、大和王朝一元史観に喝
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*異説古代史疑 平成私本書紀 / 2013年2月
1、大和王朝一元史観に喝
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2012年10月02日
第155回 作家・エッセイスト 森久美子さん
美しくて大好きだった母は49才で他界。母方と父方の両方の祖母と同居し介護をしました。二人の祖母は偶然にも同じ年、同じ月生まれ。なのに育った環境があまりにも違い、女としての人生を無意識に比べてしまい・・・。今日のゲストは作家でエッセイストの森久美子さんです。
1、対照的な二人の祖母
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1、対照的な二人の祖母
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2012年09月11日
第134回 構成作家 小西義孝さん
今日のゲストは、テレビやラジオの構成作家をされている小西義孝さん。いま話題になっている事や問題になっている事、楽しい事も残念な事も、視聴者やリスナーさんにわかりやすく新鮮に届ける為に心がけている事とは。もと編集者だった小西さんがどうやって構成作家になったか。この世代の、先輩後輩の絆の強さも感じます。。。
1、終わった事は全部忘れる
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1、終わった事は全部忘れる
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2012年08月08日
第100回 作家・エッセイスト 千石涼太郎さん
札幌人図鑑、記念すべき第100回目のゲストは
作家でエッセイストの千石涼太郎さんです。
地元の魅力は「よそ者」に聞けと言いますね。
Uターン組として著書や発言に注目が集まる
千石さんのライフストーリーをお聞き下さい。
1、10年で3回 20年で4回
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作家でエッセイストの千石涼太郎さんです。
地元の魅力は「よそ者」に聞けと言いますね。
Uターン組として著書や発言に注目が集まる
千石さんのライフストーリーをお聞き下さい。
1、10年で3回 20年で4回
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