札幌人図鑑 › 大学学長
2017年09月18日
第1355回 札幌大学学長 鈴木淳一さん
今年は創立50周年ということで、さまざまな記念行事を企画している。自分は今も週に7つの授業を持ち柔道部の顧問をしているが、学生に身につけて欲しいのは、お互いの気持ちを判り合う、伝え合う能力だと語ります。今日のゲストは札幌大学、および札幌大学女子短期大学部、学長の鈴木淳一さんです。中学の頃「カラマーゾフの兄弟」という本が好きでロシア文学に興味を持った。実は大学進学に興味は無かったが、高校の世界史の先生が「ソ連の大学ならタダで行けるから行ってみたら?」と教えてくれた。聞けば当時、ソ連から見た日本は開発途上国で、無料で進学できる制度があるという。それならと教えられた通り日ソ協会へ行ってみると「残念、君の年から途上国じゃなくなるよ」と言われてしまう。そこで当時としては珍しかった、ロシア文学の学べる北大へ進学したと振り返ります。
札幌大学
札幌大学

2017年09月13日
第1354回 北海学園大学学長 安酸敏眞さん
高校時代、クラスの8割が医学部志望なことに違和感を感じ京大工学部へ。しかし入ってみると研究より企業との結びつきが多く、思っていたのと違ったと感じる。2年になった頃、学生が2名減っていることに気づき、聞けば「文学部へ移った」という。そんなことができるのかと驚き、自分も人文学部へ学部転向を決めたと振り返ります。今日のゲストは北海学園大学学長の安酸敏眞さんです。京大大学院を卒業後、アメリカとドイツで学び学位も取得。アメリカでは日本の教養にあたる「リベラルアーツ」を4年間学んだ。教養は専門より低く見られがちだが、日本でも国際基督教大学など4年間学ぶところもあり、本当の自由人になるために必要な学問だと感じている。建物を建てるには基礎をしっかり。人づくりも同じだと思う。しっかりした人間性を身につけたグローバルな人材を育てたいと語ります。
北海学園大学
北海学園大学

2017年09月12日
第1353回 札幌医科大学 理事長・学長 塚本泰司さん
研究に20年を要した自家骨髄間葉系幹細胞治療が臨床試験で証明され、現在保険診療ができるよう申請中。前立腺癌や大腸癌には「ダ・ビンチ」というロボット手術を。大学病院の使命は地域の方々に最新の医療を届ける事と、最先端の医療を追求する事だと語ります。今日のゲストは北海道公立大学法人 札幌医科大学 理事長で学長の塚本泰司さんです。学生時代は新聞記者になりたいと思っていたが医学部に就職案内は来ない。問い合わせると「終わりました」と言われびっくりした。泌尿器科は論理ではなく情緒で選んだが、結果的に先輩にも後輩にも恵まれ楽しかった。大学病院を1年早期退職し、試験を受けて慶應義塾大学大学院経営管理研究科へ。卒業後は医者をしながら地域包括ケアなど地域貢献ができると思っていたけれど、昨年、縁あって学長に就任したと振り返ります。
北海道公立大学法人 札幌医科大学
北海道公立大学法人 札幌医科大学
