2019年07月09日
第1617回 写真家 西川よしえさん
代表作の一つ、真っ赤な夕日に照らされた真っ赤なバラの写真がフェラーリ美術館で展示された。燃えるような真っ赤な赤は、自分にとって”フェラーリの赤”そのものだったと振り返ります。今日のゲストは札幌出身でイタリア在住の写真家、西川よしえさんです。バブルの頃は東京で、ファッションを中心とした商業写真を撮っていた。ヘアヌード写真が解禁となった90年代初め、カメラマンはこぞってヘアヌード写真を取り始めたが、そのほとんどが男性の為の被写体で耽美派の自分には耐えられない。そこで自分は女性が感じるエロスの最高峰として作品を発表したが残念ながら評価されず。しかしその後、イギリスの写真コンテスト「ジュリアマーガレットキャメロンアワード」のヌード部門で1位に。2009年、ミラノの「プロフェッショナルフォトグラフィーアワーズ」ではグランプリを受賞した。今後は日本の素晴らしさを海外に発信するような作品を撮影したいと語ります。
西川よしえさん Web
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