札幌人図鑑
2022年12月05日
第1883回 YUKIYOGASTUDIO 木下友紀さん
今年、パーソナル専門のヨガスタジオをオープンした。男性や、すでに指導者である方も通っている。パーソナルに拘るのは、柔軟性だけを追い求めるのではなく、自分の体に集中し、基本的なポーズ1つ1つの意味合いを知り、動き癖とも向き合って欲しいから。何よりヨガで大切な、メンタル面のサポートが出来ると力を込めます。今日のゲストはYUKIYOGASTUDIOの木下友紀さんです。福岡出身の元保育士。仕事に自信が付いたところでスキルアップを目指し上京。ところが保育士として求められるスキルが福岡と異なり、心身ともにボロボロに。仕事を辞めて地元へ帰ると、コロナ禍で今後を考える時間をたっぷり持てたので、東京で辛い時に心の支えだったヨガの資格を取得した。独立し新天地を求める時にふと、誰も知りあいの居ない「北海道」の地で自分を試してみたくなったと振り返ります。
YUKIYOGASTUDIO
YUKIYOGASTUDIO

2022年11月28日
第1882回 株式会社とける 代表取締役 柴田涼平さん
自分の仕事は「関係構築プロデューサー」。コミュニティー事業、プロデュース事業、メディア事業を通じて、「あらゆる境界を融かし 未来が歓迎する環境を 想像×創造する」ことの実現を目指している。それは握手やハグではなく小指が触れるほどの距離間で、信頼する100人と辿る100通りの未来なのだと力を込めます。今日のゲストは株式会社とける代表取締役の柴田涼平さんです。プロサッカー選手を目指し、稚内から札幌の高校へ。大学生ばかりの学生寮生活と、レベルの高い部活動で充実した高校生活を送る。転機は研修旅行で訪れた韓国。戦争の裏側で辛い経験をした人達に直接話を聞いた。帰り際、あたたかいハグで心が通い感動したのが忘れられない。大学はプロのサッカー選手を目指し上京したが、大学2年でその道を断念する。絶望感はあったが、その分課外活動に打ち込み起業を考えるようになった。これまで出会った、沢山の人との触れ合いがあったからと振り返ります。
株式会社とける

株式会社とける

2022年11月21日
第1881回 札幌市立大学 デザイン学部教授 西川忠さん
専門は歴史のある建築物の診断や保存。その専門性を活かして昨年、還暦で新米教師となった。故郷の浦臼には石造りの古い建物がいくつもある。そんな建築物を町おこしに活用し、生まれ故郷を元気にしたい。そんな想いを幼なじみの町長に提案、学生と一緒に取り組みを始めたと語ります。今日のゲストは札幌市立大学デザイン学部教授の西川忠さんです。道立寒地研究所を経て民間企業へ。上司から「まずはドクターを」と言われ、会社勤めをしながら北大へ通い論文を書いた。その後、重要文化財の調査や保存に関する相談や仕事が増えてきた。群馬県の富岡製糸所、広島県の原爆ドームなど、どうやってボロボロのままボロボロにしないかを考えるのだが、木造と違ってルールが無いぶん面白かったと振り返ります。
札幌市立大学デザイン学部
札幌市立大学デザイン学部

2022年11月14日
第1880回 BIRUMA株式会社 代表取締役 小向叶ノ音さん
お母さんが本当に必要な時、いつでも安心して子どもを預けられる24時間保育園「ペンタゴン」を経営。それはかつて自分自身が強く求めていた場所で、自ら経営方針を決め保母さんを面接して実現した。企業主導型保育施設「キッズプラス」は、昼間の保育時間の中で運動やアート・習字などの習い事が出来る。帰宅後はゆっくり家族の時間が持てると好評で、これもまた自分自身が欲しかった子育ての形だと力を込めます。今日のゲストはBIRUMA株式会社代表取締役の小向叶ノ音さんです。夫の仕事の関係で札幌へ引っ越し、誰も知り合いのいない中で出産・子育てを経験した。睡眠不足で毎日クタクタ。夫は仕事が忙しく子供と二人きりの生活にノイローゼになった。少しだけ眠りたくても預ける事も出来ない。ココロがボロボロで乳幼児健診にも行けなかったある日、保健センターから一本の電話が。「お母さんですか?」と声を掛けられ、涙が溢れたと振り返ります。
24時間保育園 ペンタゴン
企業主導型保育施設保育園 キッズプラス
24時間保育園 ペンタゴン
企業主導型保育施設保育園 キッズプラス

2022年11月07日
第1879回 一般社団法人国際ザンギ協会 代表理事 笹村繁さん
みんな大好きな「ザンギ」。道外の方には「唐揚げ」との違いをアピールしつつ、飲食店それぞれに工夫を凝らしたザンギを紹介している。いつか「寿司」「天ぷら」「すき焼き」のように知名度が上がり、海外の方が「ザンギを食べに」北海道を訪れるようになって欲しい。そんな想いで本職とは別に仲間と一緒にノリで法人を立ち上げたと笑います。今日のゲストは一般社団法人国際ザンギ協会代表理事の笹村繁さんです。前職では飲食店のマーケティングをしていた。コロナ禍で全国に先駆けて自粛要請を出した北海道。その最中、札幌へ帰省すると駅前通りがススキノまで一直線にガラガラな光景を見て愕然とした。馴染みの店の店主も皆肩を落としていた。このままでは飲食店が大変、何かしようと仲間で話し合ったと振り返ります。
一般社団法人国際ザンギ協会
一般社団法人国際ザンギ協会

2022年10月31日
第1878回 住友商事北海道株式会社 社長 杉本和彦さん
様々な事業分野においてグローバルネットワークを活用した事業を展開している大手総合商社。北海道では主にインフラ・電力・鉄道・農業・産業に関わる機械設備や建築資材等を手掛ける。2度目のヨーロッパ勤務の際、2008年に苫小牧に設置したのと同じ規模の太陽光発電を、カナリア諸島に設置したと語ります。今日のゲストは住友商事北海道株式会社社長の杉本和彦さんです。自然が大好き。北海道は学生時代に自転車で一周した思い出の地。今は休みの日にオープンカーで道内を観光する事が楽しみ。3年3カ月ですでに4万キロ走った。スキーや登山、温泉や写真など趣味も多く、北海道は魅力でいっぱいだと語ります。
住友商事北海道株式会社
住友商事北海道株式会社

2022年10月24日
第1877回 株式会社鈴木商会 代表取締役 駒谷僚さん
廃棄時に引き取り、加工してメーカーに販売する、鉄・アルミ・プラスチックの原料屋さん。部品として使えるものは外し、再利用できるようにすることも大事な仕事。最近では埋める事も燃やす事も厄介だった、ナイロン製の漁網の回収を始めた。自治体も頭を抱える廃棄物だったので、社会貢献にも繋がっていると胸を張ります。今日のゲストは株式会社鈴木商会代表取締役の駒谷僚さんです。大手銀行勤務を経て、家業を継ぐため会社に入るも、僅か1年半で父が他界。想定より早く3代目社長となった。ところが出勤初日に中国の事業が撤退を余儀なくされ青天の霹靂。思えば大変なスタートだったが、必死で黒字展開を考える中で新しいビジネスモデルを作れるようになった。いつか資源循環型の製造業にも挑戦したいと力を込めます。
株式会社鈴木商会
株式会社鈴木商会
