2013年12月21日
第569回 木工家 若林克友さん
福島で制作していた時は、石を彫るなど想像もつかなかった。芸術の森に近いという事で土地勘のないまま決めた場所は、石山緑地すぐそばの商店街というのも「縁」を感じる。今日のゲストは木工家の若林克友さんです。これまで無駄を削ぎ落した丸みを帯びたデザインの家具やアクセサリーなど、生活で使えるものを多く制作していたが、震災後は心の内面を表現したいと考えるように。そんなある日、アルテピアッツァで行われた「心を彫る」授業に参加。自分の心と向き合い無心に彫り進めた作品は「祈り」の形をしていた。
1、震災前後で作り方が変わった
1、震災前後で作り方が変わった