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日記・一般  |札幌市中央区

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インタビュアー
福津京子
コミュニティーFM放送局長を経て2012年4月に独立。札幌の魅力ある人材をインタビューして動画で配信。取材・撮影・編集・掲載まで一人で行い、1年365日毎日更新、3年がかりで公約だった1000人のインタビューを達成。その後、2015年11月2日よりJCOM札幌にてめでたく番組化。第1001回のゲストは、秋元札幌市長をお迎えしました。現在は毎週月曜10時半から放送中(1週間に何度も再放送があります)。初回放送日の翌週、このサイトにアーカイブしています。
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札幌人図鑑 › 研究者

2020年03月23日

第1699回 札幌大学 教授 荒木奈美さん

授業の最後には必ずJ-POPをかける。本当はどんな生き方をしたかったのか、音楽や映画やドラマを通して引き出していく。アクティブプログラムの、アクティブって何だろう。たとえば学生たちが、自分には何ができるのか活発に議論している。こんな「自分ごととして考えられる喜び」こそがアクティブなんじゃ無いかと思う。今日のゲストは札幌大学教授の荒木奈美さんです。進路指導をしたくて高校の国語教師になったが、縁あって東京から札幌大学へ。自分の研究テーマは「大学生の生き直し」。臨床教育の授業では、毎年250人の人の話を聴いている。いつか大学生の為のフリースクールのような「教えない学校」を作りたいと語ります。



荒木奈美さんFacebook


  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)研究者

2019年07月31日

第1627回 札幌圏大学国際交流フォーラム 幹事長 蟹江俊仁さん

交換留学を希望する多くの北大生を面接している。推薦のためには、どんな問題意識を持っているかを審査する他に、満たさなくてはいけない条件があるケースも。例えば北極圏に近い島で研究をする場合、服を着たまま海中に落ちたり、シロクマを撃つ鉄砲の練習などサバイバルトレーニングが必須。最近問題に感じているのは、こういうハードな留学に志願するのは圧倒的に女性が多い事。日本の社会は少し男子を小さくしていると感じる。これから考えなくてはいけないのは日本社会の閉塞感。もっと若者の夢を後押しできるような社会にと語ります。今日のゲストは北海道大学工学研究院教授で札幌圏大学国際交流フォーラム幹事長の蟹江俊仁さんです。



札幌圏大学国際交流フォーラム

  

Posted by 福津京子 at 10:03Comments(0)研究者

2019年06月03日

第1601回 北海道大学先進ITプロトタイプラボ 特任教授 山本強さん

遊びにリミッターを作らず、論より形、アイディアより実装、依頼より提案を心がけて仕事をしてきた。情報科学を専門として45年。この春、北海道大学鈴木章ホールで最後の講義を行った。会場は満席だった。今日のゲストは北海道大学 先進ITプロトタイプラボ特任教授の山本強さんです。計算幾何学者・アランケイが言った「未来を作るのは、予想するより簡単なもの」という言葉が好き。他人が何をやっているか気にすることはない。未来を予想する一番の方法はそれを作ること。今は北海道大学産学・地域協働推進機構で新しい仕事をスタートしたと語ります。



北海道大学 先進ITプロトタイプラボ

  

Posted by 福津京子 at 12:00Comments(0)研究者

2019年04月03日

第1576回 旅と音楽の研究所 所長 山崎翔さん

ローカルフェスと地域社会の狭間に生まれつつある新たな生き方を探求するため、日々旅を続けている。3月に北海道大学で実施された「SAIHATE LINES」は、自身の集大成だと語ります。今日のゲストは旅と音楽の研究所所長の山崎翔さんです。幼少期を多摩ニュータウンで過ごし、高校卒業まで熊本で暮らした。その後、早稲田大学に進学。ニュータウンで身についた地元意識やコミュニティを「客観視」する自身の問題意識を探求するため、北海道大学大学院観光創造専攻で人の移動や旅を軸にした社会のあり方を研究。修士課程修了後、コンサル・シンクタンクで行政のまちづくりに携わるが、より自生的なまちづくり(ロックフェス主催者)への関心が強まり、博士課程に進学。2016年には全国のフェス主催者同士が対話する「フェス観測会」を主催したと振り返ります。



山崎翔さん Twitter


  

Posted by 福津京子 at 08:56Comments(0)研究者

2019年03月13日

第1567回 北海道博物館研究職員  圓谷昂史さん

博物館では「地学」を担当。1500万年前の海の状況、野幌の100万年くらい前の海の環境、そして現在の北海道の海の環境。環境を調べるには特殊な技術が必要と思われがちだけれど、身近な自然体験をしながら楽しく学ぶことができるのが魅力。新しいこと、誰も見たことのない世界を、自分の手足を使ってわかるのが喜びだと笑います。今日のゲストは北海道博物館研究職員の圓谷昂史さんです。小さい頃の趣味は四つ葉のクローバーさがし。近所の公園で下ばかり向いてさがし、見つけたら押し花にして集めていた。大学生の時、漂着物を使った環境教育を研究する中でアオイガイを発見。タコが作る美しい貝に心惹かれ、研究テーマが「貝」になったと振り返ります。



北海道博物館

  

Posted by 福津京子 at 08:53Comments(0)研究者

2019年03月04日

第1562回 北海道環境生活部 縄文世界遺産推進室 阿部千春さん

中が空洞で薄い作り。デザイン的にも技術的にも土偶の到達点と言われる中空土偶には、縄文時代の精神性が色濃く現れている。縄文からアイヌ文化、そして現代につながる遺跡の豊富な北海道は、それだけ自然が豊かということ。これを伝えるのは博物館の仕事だけれど、縄文文化は欧米のインバウンドを引き込むのにも有効。観光は教育の現場だと語ります。今日のゲストは北海道環境生活部 縄文世界遺産推進室の阿部千春さんです。赤平出身。小1の時、沢を登っていたらしじみの化石を発見。どうして山に貝があるのだろうと不思議に思った。その後も化石を集め続け、大学では考古学を専攻。埋蔵文化財センターに就職し、千歳の美々4遺跡を発掘したと振り返ります。



北海道環境生活部 縄文世界遺産推進室

  

Posted by 福津京子 at 15:35Comments(0)研究者

2019年02月26日

第1560回 北海道陶芸会会員 原田昭さん

札幌軟石の石切場で石を切り出した時に出る細かな砂を釉薬にすると、窯から出た焼き物は美しいグリーンになる。ここでしか出せない色と出会い、大きな花びらのような作品を制作。北海道陶芸展で72歳の時に最優秀新人賞を受賞したと振り返ります。今日のゲストは北海道陶芸会会員の原田昭さんです。工業デザイナーとして筑波大学で28年教鞭をとった。定年後、新設された札幌市立大学へ。実は教員のつもりで来たのだが、縁あって学長に就任した。ずっと「NEWを作り出すにはどうするといいか」を考えてきた。看護とデザインという、札幌市立大学ならではの新しい分野は魅力的。世界中で通用すると語ります。



北海道陶芸会

  

Posted by 福津京子 at 13:15Comments(0)研究者

2019年02月25日

第1559回 札幌市立大学デザイン学部  片山めぐみさん

寿都町のコミュニティーレストラン「風のごはんや」が、公民連携のビジネスの成功例として注目されている。仕出し屋がないため、神社のお祭りや冠婚葬祭は地域の奥さんたちが頼み。美味しい食材も豊富な地域。ちょっと集まればすぐにプロ並みの料理が並ぶ様子を見て、これこそ町の宝だと感激。看護とデザインを学ぶ学生と地域の方でファッションショーを開催すると、みんな笑顔になりとても楽しかったと振り返ります。今日のゲストは札幌市立大学デザイン学部の片山めぐみさんです。専門は建築だけど、建築より人が好き。コミュニティーレストランに必要なのはソーシャルワーカーのようなスキルだと感じる。なので今後は社会福祉士の勉強もしたいと語ります。



札幌市立大学

  

Posted by 福津京子 at 07:00Comments(0)研究者

2019年02月13日

第1555回 北海道大学大学院理学研究院 角五彰さん

生体分子モーターを組み上げることにより、化学エネルギーで駆動する世界最小の動力装置を開発。TEDxSapporo2018に登壇し、光センサーで鳥や魚の群れのように美しく動きだす分子ロボットを見せて会場を沸かせた。力を合わせれば、可能性は無限大だと語ります。今日のゲストは北海道大学大学院理学研究院の角五彰さんです。自分の研究はどんどんニッチスタイルになっている。誰も見向きもしない分野だと不安になる事もあったけど、分子生物学の教科書「the Cell」の著者の講演を聞いた際、「混雑した研究分野は避けなさい」という最後の一言がとても印象に残り、心の支えになったと振り返ります。



角五彰さんプロフィール

  

Posted by 福津京子 at 09:54Comments(0)研究者

2019年02月06日

第1552回 アイヌルーツを持つ文化人類学者 石原真衣さん

アイヌのルーツを持っていて、知らずに沈黙している人を「サイレントアイヌ」と表現し、北大大学院で博士号を取得。ところが講演をすると「私もサイレントアイヌです」とカミングアウトしてくる人がいる。そこから来る苦しみや痛みを共有してほしいと語ります。今日のゲストはアイヌルーツを持つ文化人類学者の石原真衣さんです。曽祖母はアイヌらしい生活をしていた。祖母は8歳から和人の農家で労働したが、その事を恨まずに「たくさん働いて親方になる」と前向きに頑張っていた話を聞き面白いと思った。母は和人と結婚し、子供たちにアイヌだと言わず育てた。自分は札幌生まれの札幌育ちで文化的なところは日本人として育ったが、12歳の時にあるきっかけでアイヌの血を引いている事を知らされたと振り返ります。



石原舞衣さん Facebook



  

Posted by 福津京子 at 09:07Comments(0)研究者アイヌ文化